明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



ここのところK本の女将さんが体調を崩し休業中である。店は閉めているが、女将さんが寂しがる、ということで常連席の連中だけ顔を出している。以前常連みんなで旅行に行ったとき、臨時休業させてしまった穴埋めにもなろう。 つまみは持込であるし、焼酎はもちろん、炭酸やホッピーの栓を抜いて注ぐこともセルフサーヴィスである。女将さんには申し訳ないが、この時とばかり女将さんの聖域に入りこみ、嬉々として注いでいるように見えなくもない。 休業の貼紙にカーテンを閉めきって、余計な電灯を消してはいるが、戦時中の灯火管制のようにはいかないし、中で楽しそうな声がすれば覗く人はいるので、その度断ることになる。たまにしか来ない客まで面倒をみることはできない。なにしろこちらもただの客である。 小学生の時に手伝って以来、店に出ている女将さんとしては、お客を放って、というのが気になるだろうし、楽しそうな声がすれば無理をおして顔を出すことになる。薬が多いのが可哀想ではあるが、顔色も良いし、もうまもなく再開ということになるだろう。その時は黄色いハンカチをズラリと掲げることになっているので、K本ファンはそれを目印に入ってくると良いであろう。というのだけ冗談である。

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