縮緬石をろくろ台の上で少しづつ動かしながら撮影。「月下達磨図』『蘭渓道隆面壁坐禅図』『蘭渓道隆大童山坐禅図』用に、あらかじめシュミレーションしたイメージに基づいて撮影する。今回はただ陰影が出ないように、平面的に撮るのではなく石の亀裂であるとか、デイテールを拾うように意識した。この辺りのテクニックは実に面白いのだが、相変わらず私にはテクニックについて話し合う相手がいない。 一歩も外へ出ることなく、中国の仙人が住まうが如き風景を。鍵っ子の私がアマゾンやエジプトの探検記を読んで想像した世界。あんなものが実際あるわけがない。寺山修司がいうように、どんな鳥だって、想像力より高くは飛べる訳がないのである。 すでに痛みはないものの坐骨神経痛の余波にこの酷暑である。どこにも出かけたくない。と書いたところで、昨日買ったアイスが冷蔵庫にあるのを思い出した。母明日退院とのこと。いくらか食欲が出て来たそうである。
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