陰影がないと艶も反射もなく質感描写もされない。元寇の甲冑には革が多用されていたらしいが、なかなかの製鉄技術も持っていた。なので甲冑に艶を与えた。陰影のあるとないとでは、同じ被写体でもそんなところが違う。こんなとき、被写体制作者と撮影者が同一だからいいようなものである。でなければ人形制作者は、艶を消せといったり出せといったりいい加減にしろ、なんてことになるだろう。 急な寒さの中、食材を買いに行く。春菊が香りが薄くてさえない。肉で言えば鶏肉が一番好きなのだが、前からたまに気になっていた。妙に石油臭い。