『写楽』を観る。人物をリアリズムで描いて疎まれ消えた男。私も気を付けよう?続いて出演者の佐野史郎さんのトーク。小津安二郎はシュールレアリズムに納得。今はなき銀座並木座で小津作品を観たそうだが、私は高校生の時、並木座で『東京物語』が耐えられずに退出した。終演後楽屋にお邪魔し拙著『乱歩 夜の夢こそまこと』『Objectglass12』『貝の穴に河童の居る事』をお持ちする。佐野さんが参加した阿佐ヶ谷のジャズバーの自主制作盤CDの『ASAGAYA FRIENSE』のジャケット写真を制作したことがある。 トーク。小津組の撮影監督であった兼松熈太郎さん。最後の小津組スタッフ。「誰もいないから何いってもわからない。」貴重なお話。『彼岸花』を観る。ホームドラマの中に、赤い薬缶他、異常性横溢。桜むつこが冨永愛に激似。