2022年(令和3年)4月26日(水)
前日本野鳥の会会長の柳生博氏が逝去されました。2012年7月3日、荒尾干潟がラムサール湿地条約に登録される前の2011年(平成23年)1月30日に柳生さんを迎え、基調講演が行われました。荒尾干潟の魅力を情熱を込めて強調されました。荒尾干潟がラムサール湿地条約に登録されるよう強く訴えられ、聴衆の胸を熱くさせ、登録へ向けての機運がいっそう高まりました。
翌年の7月4日、ラムサール条約湿地登録されました。2012年8月26日、登録の記念式典が盛大に行われました。
”国際的に重要な湿地「荒尾干潟」の生物多様性の保全と人との共生を考える”と題したパネルディスカッションです。安尾さんも地元代表として熱弁を振いました。左端のパネリストの塚本瑞天氏は後に環境省自然局長をされ、私ごとですが2015年5月、日本鳥類保護連盟会長賞を受賞し、常陸宮ご夫妻ご臨席のもと伝達式に出席した際、再会を喜び合いました。
熱弁を振う穏やかな表情の柳生さん。
大勢の観客です。
翌日の新聞記事です。
前夜の歓迎会でご機嫌の柳生さん。市長や漁協長と地元の魚介の料理に舌鼓です。
2012年7月23日、NHK総合テレビと教育テレビの「視点・論点」に出演、ラムサール条約湿地登録に尽力した地元の熱意を紹介されました。要請され送った干潟や鳥の写真をとても褒めていただいたことを忘れません。また色紙もいただき、玄関に飾っています。心よりご冥福をお祈りいたします。コメント欄:オープン。