花鳥風月・・・気ままな写真日記

ようこそ、どんこの小部屋へ。ゆっくりくつろいでください。
日常を出来得れば自然と融合したいと思っています。
 

ダイシャクシギ再登場

2008-03-30 | 荒尾海岸の渡り鳥
 平成20年3月30日(日)

 前回紹介しましたダイシャクシギが先日再び現れました。



 ヒドリガモたちの群れに交じってエサを求めていました。



 ホウロクシギと大きさもほぼ同じくらいですが、お腹の辺りが白い羽で覆われているので飛ぶと違いがすぐ分かります。



 ダイシャク(大杓)と言われるほどにくちばしが大きな杓子のようです。
 これと次の2枚はデジスコでの撮影です。



 背の下から腰、上尾筒、尾の白さがくっきりしています。



 このような美しい飛形がたまりません。尾の黒褐色の横縞がくっくりしています。



 対岸は島原半島です。


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やっと開花 わが家のソメイヨシノ

2008-03-28 | 花・植物・果実
 平成20年3月28日(金)

 熊本城の桜はもう六分以上に咲いているとのこと。近くの有明公園の桜も三分から四分咲きのようです。一足も二足も遅れるどんこ草庵の桜がやっと数輪咲きました。この桜は首都圏に住む長女の小学校入学記念樹です。4月で高一、中一になる息子がいます。
 写真は雨模様の昨日撮って既に更新するばかりでしたが、今朝の天気が快晴でしたので全て撮り直し、差し替えました。



 あちこちの枝にわずかずつ花びらが開き始めていました。



 淡いピンクがきれいです。



 開花したばかりの花は多くはありません。探しながらの撮影です。



 毎年のように上京しての花見をしていました。この時期、家にいるのは何年振りでしょうか。桜は近づけば近づくほどきれいに撮れます。



 やがて満開の花盛りを迎えることでしょう。



 明日は首都圏から小学校を卒業したばかりの下の子がひとりでやってきます。
 
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久しぶりのダイシャクシギ in 蔵満海岸

2008-03-26 | 荒尾海岸の渡り鳥
 平成20年3月26日(水)

 ダイシャクシギが来ているとの野鳥の会世話役Yさんからの連絡で近くの海岸へ出てみました。数年前には2,30羽の群れが良く見られました。



 今回は1羽です。ダイシャクシギ(全長60㎝)よりちょっと大きなホウロクシギ(全長61.5㎝)との違いは腰部の白さです。



 飛び立つ時には甲高く鳴きます。図鑑などでは「ホーイホホ、ピィピリリ・・・」などと表記されていますが、そう聞こえるような気もするし、別のような気もします。カタカナで表記するのはむずかしいといつも思います。



 遠くからでもくちばしの特徴がはっきり認識できます。九州北部では越冬をすると言われています。


 
 しばらくはダイシャクシギを見守りたいと思っています。
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嗚呼 巌流島

2008-03-24 | 紀行
 平成20年3月24日(月)

 ちょっと前に行った巌流島です。遠目には10回以上は眺めていたのですが、初めて上陸する機会がありました。下関の唐戸桟橋からこの船に乗って10分ほどで着きます。



 もう少し小さな島かと思っていたら結構広い感じでした。上陸してすぐに小次郎と武蔵の決闘の絵巻が見られ、歴史の世界に引き込まれます。



 その昔、興奮して読んだ吉川英治の「宮本武蔵全集」はもう手元にありませんが、あの時の興奮がまざまざと蘇ってきそうな小次郎・武蔵が潮騒を受けながら凛として対峙していました。



 近寄ってアップしました。



 武蔵が小次郎をじらすため小1時間も遅れてやってきたと言う小舟が砂浜に復原されています。昔と同じ砂浜だったのでしょうか。割れた小次郎の眉間からほとばしった血潮が砂を鮮血に染めたことでしょう。

「武蔵か」
巌流から呼びかけた。
彼は、先を越して、水際に立ちはだかった。
大地を占めて、一歩も敵にゆずらぬように。
武蔵は、海水の中に踏み止まったまま、いくぶん、微笑をもった面で
「小次郎よな」といった。
小次郎は約束の時間を大きく遅れた武蔵を罵倒し、物干竿を抜き放ち、鞘を海に投げ捨てる。と、武蔵がいう。  「小次郎っ、負けたり!」
「なにっ」
「きょうの試合は、すでに勝負があった。汝の負けと見えたぞ」
「だまれっ。なにをもって」
「勝つ身であれば、なんで鞘を投げ捨てむ。――鞘は、汝の天命を投げ捨てた」

 おなじみの一節です。



 帰りの船尾から眺めた巌流島です。巌流・佐々木小次郎の怨念は飛沫の彼方に今も残っているのでしょうか。



【追加です。庭の桜の蕾が膨らんで、もう開花寸前です。24日、11:46に写しました】


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杏子の花・・・ 春ですね

2008-03-22 | 花・植物・果実
 平成20年3月22日(土)

 杏子(あんず)の花が開きました。紅梅と見まごう花です。



 庭のあちこちの花々をアップしました。



 ピンクのボケの蕾です。背景のピンク色は散って落ちているワビスケの花びらです。



 こちらは白色のボケです。寄り添うように植えています。



 これは紅南天の葉っぱです。年中紅葉しています。



 東隣のIさん宅の庭には菜の花が満開です。ちょっと失礼して撮らせてもらいました。



 ケヤキは良く人から「枯れたのですか?」と聞かれます。落葉樹で生きています。やがて、桜の花が咲き出す頃若葉が芽生えてきます。庭の木々も春本番を待ちわびています。


 
 昨夜の月(月齢14.4)です。デジスコ(千㍉相当)で撮りました。


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ズグロカモメ

2008-03-20 | 荒尾海岸の渡り鳥
 平成20年3月20日(木)

 ズグロカモメは世界に5千羽くらいしかいないと言われるカモメです。この荒尾の海岸ではこのほど91羽観測されました。文字通りズ(頭)が黒いカモメで全長32.5㎝でユリカモメより小さいです。中央の大きなカモメはセグロカモメです。



 セグロカモメ(全長60㎝)との大きさの違いが分かります。



 ズグロカモメの後ろ姿です。くちばしは黒く、脚は赤いです。



 もう夏羽になって頭部の黒さがはっきりしています。生息地は中国だそうで冬に九州に多くやって来ます。



 こちらは若鳥でしょうか。心なしか幼い顔に見えます。



 ズグロカモメは中空でヒラヒラ舞いながらエサを狙います。その飛び方に特徴があるので遠くからでも識別できます。



 撮影はデジスコによるものです。
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白木蓮開く

2008-03-18 | 花・植物・果実
 平成20年3月18日(火)

 このところの暖かさに誘われてあっという間に庭の白木蓮の花が開きました。



 ふんわりとした豊かな花です。



 ポッカリ開くとこんなに白一色なのにあでやかな感じです。明日はもうメジロやヒヨドリにつつかれて無惨な姿になるでしょう。



 馬酔木の花も四分咲きです。これは熊本県内では高冷地にあたる阿蘇から貰ってきて移植したものです。スズランのような花を咲かせます。



 スズランのような花と言えばこのスノーフレークもかわいいです。



 遅咲きの水仙の花盛りです。もうしばらくは次々に咲いてくれそうです。



 ボケ、杏子(あんず)などの花も開きつつあります。次回をお楽しみに・・。
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カワセミ in 競馬場クリーク

2008-03-16 | 鳥・昆虫・生き物
 平成20年3月16日(日)

 海の見える荒尾競馬場西の堤防はどんこの鳥見のスポットです。車で10分少々しかかかりません。小さなクリークがあって荒尾港そばの大島川に注いでいます。葦が茂りメジロ、ツグミ、スズメ、ジョウビタキなどが良く見られます。
 たまに肉眼でカワセミも見られますが、今回は久しぶりにじっくり観察できました。



 カワセミ類の中では一番小さい(全長17センチ)鳥です。



 身体に比べて頭が大きく、お世辞にもスマートとは言えませんが、「翡翠」と漢字をあてるように、その鮮やかな色彩で人を魅了します。



 じっと下を見ているのは水中の小魚を狙っているポーズです。



 すばしっこく水中へ突っ込み小魚をゲットしました。



 競馬開催日は火曜、水曜です。この日は女性騎手が乗馬しながらのどかに外枠で調整していました。
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早春暮色

2008-03-14 | 荒尾海岸
 平成20年3月14日(金)

 夕焼け空に誘われて海岸へ走りました。一昨日のことです。潮は海苔畑まで引いていました。



 若いカップルがいい雰囲気で語らいをしていました。



 夕陽はふたりを温かく包んでくれているようでした。



 犬と一緒に散歩する二人連れもいました。



 長崎空港から飛び立った飛行機の雲が光っていました。



 この日は気温が20℃近くまで上がった暖かい日でした。
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菜園点描

2008-03-12 | 菜園
 平成20年3月12日(水)

 たまに菜園に出かけます。管理者はカミさんです、どんこは使用人兼見物人兼消費者です。約240坪(792㎡)あります。野菜類を植えているのは一部に過ぎません。あまり植えすぎると管理が大変です。
 写真右上の端に植えているそら豆にもう花が咲いていました。



 植えてあるものの一部です。カミさん自身もまだまだ素人で計画性があるわけではないので、あっちに植えたり、こっちに植えたりして小型耕耘機で耕すときにとても困ります。



 キャベツはまあまあの出来です。時期の過ぎた白菜からは黄色い花が咲いていました。白菜は砕いて土の中に埋めて肥やしにしました。



 先日、ジャガイモを植え付けました。東京は葛飾のブログ友・縄文人さんもほぼ同じ時期に植えられたので、採れ具合を楽しみにしています。



 こちらはどんこ草庵の裏庭の菜園で出来た大きなカリフラワーです。大きさの比較が分かるため、遊びにきた外孫のチョロ・ツー(小3)と一緒に撮りました。



 チョロ・ツーの頭よりはるかに大きなカリフラワーで半分は持たせました。
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コサギ ダイサギ in 大島川

2008-03-10 | 鳥・昆虫・生き物
  平成20年3月10日(月)

 荒尾港は家から15分くらいの距離ですが、その手前に海に注ぐ小さな大島川があります。引き潮時にはサギ類やカモメ類がエサを集まる場所です。コサギが待機しています。



 水の中をスーッと歩きます。



 橋の下へくぐっていきました。



 こちらはダイサギです。干潟には好物のゴカイや甲殻類がいます。



 こう言う一連の動作が繰り返されます。



 河口の向こう、西南の方角には雲仙普賢岳がはるかに望まれます。



 頂上付近には残雪が見えます。ちょっと寒の戻った先週のことでした。
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群れ飛ぶ野鳥 in 蔵満海岸

2008-03-08 | 荒尾海岸の渡り鳥
 平成20年3月8日(土)

 オバシギ、ハマシギなどの野鳥が群れていました。散歩の人が通ると飛び立ちます。



 飼い犬を連れた人には警戒心が強いようです。



 大きな鳴き声が波間にこだまします。





 こちらはハマシギの群れです。



 海苔漁場が見えます。対岸は島原半島です。



 雲仙普賢岳の山並みがうっすらと青く見える高さを飛んで、野鳥たちは人気のない場所へ戻ってくるのです。


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ちょっと一服 お茶でもいかが?

2008-03-06 | 生活、食べ物
 平成20年3月6日(木)

 啓蟄も過ぎ、春はすぐそこと言った感じで、桜の開花予報も出ましたね。きょうはどんこ草庵でお茶などいかがでしょうか。
 中2の孫娘が沖縄へ修学旅行に行ってきました。沖縄土産の品々です。



 はいはい、中を見せましょう。お好きなものをお取りください。「ちんすこう」はどんこの好物です。
 どこが一番印象に残った?「ひめゆりの塔」と言う答えを期待して聞いたら「植物園」と孫娘は即座に答えました。先生の心、生徒知らずです。



 いただきものですがまだまだあります。コーヒーがいい方は、何人いらっしゃいますか?コーヒーだけはいつも自分でいれています。



 全国各地の名産品もありますが、このよもぎ餅は近所のおばさんの手作りです。



 なになに、お茶やコーヒーよりオチャケがいい?結構毛だらけ・・・寅さんの真似しちゃおしまいよ。はいはい、好きなアルコール召し上がれ。手酌でまいりましょう。
 その代わり車のキーは預かりますよ。
本日入荷したばかりの落花生です。100%国産です。ビールのつまみに最高ですよ。


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猫宮地区の猫社(ねこじゃ)さん伝説

2008-03-04 | 郷土 荒尾
 平成20年3月4日(火)

 去る1月27日の「知り合いのM邸の上棟式・餅投げ」の記事で予告していた猫宮地区の猫伝説を紹介します。「猫宮」は小字の地名です。
 猫が祀られている猫大明神は小さな祠です。地区の一角にあります。



 歴史的な由来は不明ですが「猫社(ねこじゃ)さん」と呼ばれるまつりが毎年一月十日に今も行われています。代々宮守をしているのが私の同級生の松尾家です。
 このまつりに因んだ話のなかに「せなが長者」があります。市の教育委員会が作成したのを引用します。

 昔、この付近の入江に出入りしていた唐船との貿易によって栄えていた「せなが長者さん」は、このあたりには勝てる犬や猫はいないという、とても喧嘩が強い猫を飼っていました。あるとき、とある唐船の船主さんが、長者さんと酒を酌み交わしているうちに、この猫の話を聞いて、「お互いの宝物を賭けて、私の犬と勝負しましょう」と申し出ました。船主さんの犬も、これまで喧嘩に負けたことがない犬だったからです。長者さんは即座に承知しました。猫と犬はすさまじい闘いをして、その果てに猫が勝利し、犬は死んでしまいました。
 そこで、長者さんは「金の茶釜」を手に入れ、これは間もなく荒尾郷を治めていた小代家に献上されました。しかし、自慢の猫は、闘いによる深手が原因で、二、三日後に死んでしまいました。長者さんはこれを哀れんで、祠を建てて霊を慰め、これが「猫宮」となったそうです。

 松尾家は宮守としてお札を刷り、地区の家々へ配ります。関係資料も保存してあります。



 全国の猫に関わる物語、伝説を調べている八岩まどかさんも数年前取材に訪れ、その著作「猫神様の散歩道」(青弓社)で紹介されています。ここで紹介されている話はまた内容が少し異なっています。諸説があるところが面白いところでしょう。



 著者のあとがきを一部紹介します。「熊本県は私の生まれ故郷なのだが、猫神様探しの旅をして、あらためて猫に関わる伝説や寺社が多いことに気づかされた。(中略)九州の中でも熊本県にこれほど猫神様が多いのかは興味深い点である。」

【注:M邸と松尾家は同一ではありません】
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鳥見行 横島干拓(三) ミサゴ

2008-03-02 | 鳥・昆虫・生き物
 平成20年3月2日(日

 横島干拓にはワシタカ類が良く飛来してきていましたが、最近はとみに少なくなってきているとグチさんはこぼしています。ひとつは乾燥化が進み、畑やビニールハウスが多くなったことにも起因するのでしょうが、良く分かりません。
 チュウヒ、ハイイロチュウヒ、チョウゲンボウ、コチョウゲンボウ、ハヤブサ、オオタカ、ハイタカ、ノスリなども多く見られていたそうです。
 この日はハイイロチュウヒを1羽見ました。やっと横島港の上空でミサゴを数羽見つけました。
 唐人川の魚を旋回しながら狙っているようでした。



 視線は鋭く下を向いています。



 停止の姿勢です。これから急降下します。



 残念ながら獲物はいなかったようです。グチさんと別れてからまたひとりで干拓を一回りしていたら40メートルほど先の電柱に休んでいるミサゴに会いました。



 眼光の鋭さはさすがです。【この写真:デジスコで撮影】



 飛び去っていく彼方は熊本市の西にそびえる金峰山の山影です。



 漱石の「草枕」で有名な峠の茶屋はこの山の中腹に今も残っています。
【お断り 最終編・四を先にアップしていました
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