花鳥風月・・・気ままな写真日記

ようこそ、どんこの小部屋へ。ゆっくりくつろいでください。
日常を出来得れば自然と融合したいと思っています。
 

海達公子生誕100年記念祭・・・荒尾が生んだ夭折の天才少女詩人 <ブログ11周年記念記事>

2016-09-02 | 郷土 荒尾
 平成28年9月2日(金)

 きょうでブログを始めてから11年になります。多くの方々にお付き合いいただいて今日までたどり着きました。2日現在の閲覧数が2,423,786,訪問者数が596,292と信じられない数に上っています。ありがたい限りです。もうしばらくは頑張ってまいりますので、これからもよろしくお願いいたします。

先月末、荒尾総合文化センターで催されました。海達公子(かいたつきみこ)は金子みすゞに優るとも劣らぬ才女として北原白秋や與田準一などから激賞されていましたが、まだ認知度は地元でも深くはありません。それでも松山会長を中心にした「海達公子顕彰会」の地道な活動により30基に亘る詩碑の建立などで徐々にその名が知られるようになりました。
 このブログでも度々紹介しているのでご記憶の方もいらっしゃることでしょう。



 大ホール前の広場・ホワイエでは公子の遺品など貴重な資料が展示されました。撮影禁止でない配慮も嬉しいことでした。





 荒尾の祭・荒炎祭で使われて大きな行灯も展示されていました。



 開会行事の後、公子の母校である万田小学校3年生による海達公子紹介と詩の朗読がありました。







 「大正ロマン文学の魅力」と題するパネルディスカッション:コーディネーター・猪飼隆明氏(大阪大名誉教授)。パネリストは左から順に大橋鉄雄氏(北原白秋記念館館長)、太田黒初枝氏(與田準一記念館運営ボランティア代表)、草場陸弘氏(金子みすゞ顕彰会事務局長)、松山厚志氏(海達公子顕彰会代表理事)です。
 皆さん、それぞれの立場から海達公子との関連で、提言等をされました。ふるさとを「独特の“光”“におい”“音と声”」(猪飼氏)で表現していった海達公子を長期的にどう生かしていくかが今後の私たちの課題でしょう。



 最後は「童謡コンサート」。大庭照子さん、そがみまこさんの「ゆりかごのうた」や「この道」などが披露、DOYO組と共に全15曲が会場を魅了しました。



 DOYO組の皆さんです。 



 締めくくりは主催者の市長など全員参加で「故郷」を斉唱しフィナーレとなりました。



 また、来る10月16日(日)には私が実行委員長を仰せつかっている創作ステージでも海達公子を取り上げ上演します。今年で8回目になるふるさと詩集(うたあつめ)です。荒尾総合文化センター開館30周年記念で熊本地震復興支援も兼ねています。ご来場をお待ちしています。



 8月23日、旧荒尾海水浴場の松林の中、荒尾干潟が間近に見える場所に海達公子詩碑30号を公子の同級生・棚橋芳子さんが建立されました。身内の方だけでひっそりと除幕式が行われたと言うことです。



 公子も同級生の厚い友情に涙していることでしょう。



 9月になりました。皆さん、夏の疲れが出ないようお互い気をつけましょう。

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20 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ブログ11周年おめでとうございます。 (momomama)
2016-09-02 06:39:07
おはようございます。
おめでとうございます。 お花は11本入っています。

これからもお互いにもうしばらく・・ 続けましょうね。

海達公子さん どんこさんのブログを通じて知ったんですが
ホント素晴らしいですね。

ばら 初登場だと思いますが 一番好きです。
【目に入ってゐるうちに】 ・・・みせにいく
他の人の表現で見たことありません。
まっかい もかわいらしいです。 

創作ステージ ご成功祈ります。
嵐の前の静けさでしょうか・・・風もありません。先ほどまで鈴虫が鳴いてました。
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こんにちは~ (蓮の花)
2016-09-02 14:43:43
ブログを始められて11年目ですか?
私は、今年で8年目に入ります。
海達公子さんが書いた石碑の詩は四ツ山神社に
登るときの道にたくさんあります。
郷土が生んだ詩人は、後世に名を残しています。

今朝からムシムシした暑さで台風が九州に近づいて
います。
今週末から来週の始めが台風の影響が出てくるようですね。
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11年、頑張りました。 (縄文人)
2016-09-02 16:40:08

どんこさんが11年と言うことで、
こちらも調べてみましたらやはり11年たっていました。
何はともあれ、お付き合いいろいろ、有難うございます。

どんこさんは、公職でお忙しい方でこんなことはないと思いますが、
とかく後期高齢者は目標、節度を失い勝ちですが、毎日更新とまでいきませんが、定期的に更新しますとこれらの一助になるのではなかろうかと。
頑張っていきたいと思います。

海達公子さん どんこさんのブログで、以前upされておりましたので、そこで知りました。
素晴らしいですね。

金子みすずの故郷へ旅行した時、
観光案内の小父さんが、単行本を売っていた。
??????…と思って近寄ってみると詩集でした。
買い求めた。
地元の人達はこうして啓蒙しているのだと、感心しました。



返信する
momomamaさん (どんこ)
2016-09-02 17:09:08
11本のお花、ありがとうございました。
来年は12本貰えるように頑張ります。
確か、ブログを始めた年にもアップしていたはずです。
お父さんの松一さんが自らも詩を書くほどの熱心な方でした。
幼少の頃から有名になりすぎて
公子へのねたみなどもあったのは世の常・・・
しかし、公子の人柄が高女時代にも多くの友人に囲まれていたことでも伺い知れます。

創作ステージ、みなさん、成功へ向けて頑張っています。
返信する
蓮の花さん (どんこ)
2016-09-02 17:42:19
4月、私も四山神社に上り詩碑を紹介しました。
海達公生誕100年祭があったので
改めて詩碑30基を見てみようと思いましたが
検索してもどこにも「30基の一覧」がないのには驚きました。
四山神社のHPは更新されずに4基のまま、
観光協会のも然り、市のHPには詩碑の記述すらないようです。
本気で海達公子を売り出そうとしているのだろうか、
ちと残念な気がしました。私の検索ミスならごめんなさい。
やっぱり台風はや。ってきましたね
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縄文人さん (どんこ)
2016-09-02 17:51:57
私の場合は半ば惰性の感じがします。
有名人や芸能人、企業などのブログと違い
九州の名もない片田舎のおっさんが発信するブログです。
平均したら1日に664人の閲覧、163人の訪問者です。
どこかで、誰かがクリックされているかと思うと
本当に嬉しく、またあすへの活力が湧いてくる気がします。
縁あって同年代の柴又・縄文人さんと知り合いになれたことも
嬉しい限りです。
私も金子みすゞの故郷を訪ねたことがありますが
もうすっかり地元に根付いている感じがしました。
荒尾も頑張らなくちゃ・・・。
返信する
ブログ11年おめでとうございます (みーばあ)
2016-09-02 21:51:11
これからもずっと続けて下さい
楽しみにしております
元気でなければブログも続けられません
何時までもお元気で頑張ってください
海達公子の詩
どんこさんのブログで初めて知りました
純粋で心にすとんと落ちる詩ですね

台風、被害が出ませんように
返信する
おめでとうございます (クラシック)
2016-09-02 23:07:25
もう、11年ですか・・・
どんこさんが、熊本市内のパソコン教室に通い始められ、連絡頂いたのを思い出します
あの頃から早いもので11年も経ったのですね
今や、どんこさんのブログは荒尾の情報を発信する『荒尾広報』を超える存在になっていますね

伯母が海達公子さんと同じく、玉名高校が女学校時代時に在籍していましたので、詩の背景が伯母達の年代でもあり、親近感が持て、色々と想像を巡らせますね
自宅を寮に寄付した松原校長が母たちにとっては母方伯父にあたり、小さい頃は玉名に遊びに頻繁に行ってたようで、祖父も教壇に立っていましたので、玉名高校(女学校)は母たち姉妹にとっては切っても切れない学校で、伯母が生きていたら海達公子さんの詩集から色んな話が聞けただろうにと残念に思います
返信する
Unknown (moka)
2016-09-02 23:14:16
海達公子さんの生誕100年、どんこさんのブログ11周年、おめでたいことです。
どんこさんのブログへのアクセス数、素晴らしい数です。
渡り鳥や 故郷の美しい海や 郷土の紹介などなさるのが 日本のあちこちに響いているのですね。
海外へもかな?
海達公子さんのことも 10年ほど前から知ったくらいです。郷土の素晴らしい方や 素晴らしいことも今までは埋もれていたのですね。
返信する
みーばあさん (どんこ)
2016-09-03 10:27:21
ありがとうございます。お互い元気にして、ブログも続けて行きましょう。
海達公子の名も、そして詩も
これから段々と知られていくことでしょう。
また是非そう願いたいものです。

台風12号は速度が遅く、今現在(3日、10時半)
嵐の前の静けさか、そよ風の吹かず、雨も降っていません。
収穫前の稲や梨などに被害がないことを祈っています。
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