英語道(トラスト英語学院のブログ)

トラスト英語学院(長野県伊那市)塾長。英語指導や自身の英語学習雑感、趣味のランニングと筋トレについて綴ります(^^)

教師の資質

2005年08月27日 | 指導現場にて
8月15日付けの信濃毎日新聞教育面で数学者の秋山仁先生が、「教師五者論」を唱えられていた。つまり、教師は5つの職業を兼務するというのだ。

1.学者・・・教師は自ら学ぶ者にならなければならない。
2.医者・・・生徒それぞれの不得意な科目や分野を見抜き、早期の治療を施さなければならい。
3.易者・・・生徒それぞれがもっている長所を見抜き、それを育てなければならない。
4.役者・・・授業にストーリー性を持たせ、知的好奇心を原動力とする自発的な学びを進める。
5.忍者・・・教えるのではなく、生徒に自ら学ぶ姿勢が重要なのだと気付かせるために、忍者の修行のように、耐え忍ばなければならない。

そして、秋山先生は最後にW・W・ワーズの言葉を引用されている。「いい先生は丁寧に説明してくれ、もうちょっといい先生は自ら範を垂れ、最高な先生はがぜんやる気にさせてくれる」と。

昨日の塾の授業で、高校3年生がたまたま10名ほど同じ時間に居合わせた。夏休みの勉強の成果を見る絶好の機会だと思い、抜き打ちの小テストを行った。大学受験生なら知っていて当然の単語テストだ。

①自動詞 横になる ②他動詞 ~を横にする ③自動詞 嘘をつく ④自動詞 上がる ⑤他動詞 ~を上げる ⑥respective ⑦respectful ⑧respectable
(①・②・③・④・⑤は現在形-過去形-過去分詞形-現在分詞形、⑥・⑦・⑧は意味をそれぞれ書かせた)

全問出来たもの誰一人としていなかった。私は秋山先生の言う「忍者」の気持ちで「入試頻出事項だから確実に覚えておけよ」と言うにとどめた。

来週同じ問題でテストしてみようと思う。今日出来なかったことに危機感を覚えて、完璧に覚えてくるものがどのくらいいるか?今までの彼らの姿勢から判断すると皆無であろう。結果は来週の本ブログで報告するが、良い意味で私の予想が外れてくれれば嬉しいのだが・・・。

コメント
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