英語道(トラスト英語学院のブログ)

長野県伊那市の英語塾「トラスト英語学院」の塾長ブログです(^^)/
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小学校での英語教育

2006年08月22日 | 子育て
定期購読している 『THE NIKKEI WEEKLY』 8月14日号で、小学校での英語教育必修化に関する特集記事が組まれおり、賛成(推進)・反対(慎重)の両面から述べられています。

賛成派と反対派の主張は、私が知る限り、今も昔も変わりません。端的に言うと、次のようになります。
<賛成派>
国際化に対応するため、早期の英語指導が必要。

<反対派>
母国語習得前に多言語を指導するのは不合理。
私は賛成派ですが、以下に私の持論を述べます。
何故、日本語を習得する前に英語を教えてはいけないのでしょうか。記事では(遠まわしに(euphemistic)に述べられてはいますが)、反対派の多くは英語嫌いのように思われます。つまり、自分自身が学生時代に英語で苦労してきた人たちが多いように見受けられます。それなら尚更、英語習得の大切さを謳うべきではないでしょうか。

必修化された場合小学校5年生から週1時間程度で英語の授業を行う公算が大きいようです。しかし、これには私は反対です。果たして、週1時間程度で何を学べるというのでしょう。英語に触れるという名目でゲームや歌が中心となる授業の組み立ては火を見るより明らか。似非英語塾が行っているようなその程度の内容で、英語を習得できるようになるとは思いません。確かに、子供に興味を持ってもらい、英語に興味を持ってもらう“きっかけ作り”という意見もあると思います。しかし、その程度なら、授業でやるまでもありません。放課後のホームルームで十分事足りるでしょう。

「こども英語」というと、なぜか歌やゲームが注目され、単語練習とか文法といったハードな面が無視されているのは悲しいことです。我々は小学1年から漢字を習うという事実があるにも拘らず・・・。子供の能力を甘く見てはいけません。

私の愛息は2歳ですが、既に英語と日本語を使い分けられます。私と妻に対しては「英語を使っても良い」、祖父母に対しては「英語が分からないから日本語を使う」という区別ができています。

私が英語で話しかけて分からないことがあると「パパ、日本語で教えて!」と言います。2歳でも、基本は日本語、英語は習うものという意識付けができているのです。

大人がきちんとしたレールを敷いてあげれば、子供たちは必ずやります。出来るようになるのです。

コメント
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