英語道(トラスト英語学院のブログ)

トラスト英語学院(長野県伊那市)塾長。英語指導や自身の英語学習雑感、趣味のランニングと筋トレについて綴ります(^^)

捲土重来を果たす

2007年03月05日 | 指導現場にて
昨年の3月23日のエントリおよび5月9日のエントリでも紹介した元塾生が、一浪の末、見事、早稲田大学(教育学部・商学部・社会科学部)合格を果たしたました。

彼の実家と私の自宅は徒歩1分の近所にあり、もちろんお母さんとも顔見知りであるため、彼の早稲田合格の知らせを聞いて、自分のことのように嬉しくなりました。

その彼が、一昨日の土曜日、塾に顔を見せに来てくれました。

募りに募る話をしたため枚挙に暇がありませんが、私が最も感銘を受け、そして、彼が大人になったなと感じたのは、彼が次のように言ってくれたことでした。
「教育学部と商学部のどちらにしようか迷っていたのですが、この一年、本当に母に心配をかけました。母が教育学部に行ってもらいたいと言っているので、苦労をかけた母の願いを叶えてあげたいので教育学部に行きたいと思います」
ここまで成長してくれた彼を私は誇りに思います。

そして、こんなことも言ってくれました。
「5月に先生と話をして、アドバイスされたことを忠実に実行しました。先生の言っていたあの参考書を一冊完璧にするのに、40回以上も繰り返す羽目になりましたけどね」
何たる執念。ここまでくれば早稲田合格は当然です。

しかし、40回を目標にやったわけではなく、結果として40回になったとのこと。彼が言うには、全体の8割程度を完璧にするのには大して時間と労力は必要としなかったようです、残りの2割を憶えるのに、とんでもなく苦労したらしいのです。

その話を聞いて、パレートの法則を思い出しました。彼はその法則にしたがって、受験英語を極めたのです。

ある若者の人生に影響を与えることのできる仕事のやりがいと責任感。この仕事は英語をただ単に教えるだけではありません。英語を習得していく過程で、自分の人生を良い方向へ変えられるのだということを、これからも熱く指導していきたいです。

追記
S君。そのうち飲みに行こう。そして熱く早稲田を語ろうじゃないか!


コメント
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