畑村洋太郎著『組織を強くする技術の伝え方』に、茶道や武道の世界の教えである「守・破・離」が紹介されています。
英語学習にもあてはまることだと思います。基本を大事にして何回も何回も繰り返す。そうすると、自ずとその基本事項を追究する姿勢が生まれ、違った角度からとらえられるようになり、いわゆる応用力が身につくようになります。
「学ぶ」の語源は、「まねぶ」です。習い、真似をすることが、学問をすることにつながります。自分のレベルを買いかぶらず、背伸びをしない勉強を心がけたいと思います。
「守」・・・決まった作法や型を守る段階。すべての学習は真似から始まる。手本に従ってそれと同じようにする。決められていることを生真面目に守るこの段階は、繰り返しも多く非常に面倒。なによりもやっているほうは面白くもない。しかし、手本を素直に真似るほうが結果として早く進歩する。
「破」・・・「守」の状態を破って作法や型を自分なりに改良する段階。自分で創意工夫しながら試行錯誤できる。作法や型を破るのは悪いことのようだが、「守」を徹底した人はしっかりとした経験と根拠に基づいているので、合理的な方法の創出につながる。
「離」・・・作法や型を離れて独自の世界を開く段階。「破」の段階で試行錯誤を繰り返した人は、従来とはまったく別のものを新たに生み出すことができる。制約条件や外的要因にあわせて全体をつくり変えることができる。つまり、過去の経験や知識に加えて、先人の理解などを織り込んで判断ができる。
英語学習にもあてはまることだと思います。基本を大事にして何回も何回も繰り返す。そうすると、自ずとその基本事項を追究する姿勢が生まれ、違った角度からとらえられるようになり、いわゆる応用力が身につくようになります。
「学ぶ」の語源は、「まねぶ」です。習い、真似をすることが、学問をすることにつながります。自分のレベルを買いかぶらず、背伸びをしない勉強を心がけたいと思います。