ある夜の二人 No.3

　

うちの リビングの テーブルも椅子も、
来る人が皆 褒めてくれるくらい、座り心地が良いけどさ、
さすがに 2人で座ると狭くない？？？
なんで一体あーたたちは、そんな状態になってるの？



時、最近にしては メッチャ早い、12時になる直前。
そのうち また私の マットレスと毛布を 持って来て、
お布団にまで並んで一緒に入って・・・
暖かくて穏やかな時間、平和です。



私の マットレス、少しでも空気の通りが良いように、
普段、N字型に立てて置いてあるものを、
使うだけ使ったら部屋に投げ込んで、元通りにはしない。
それを 見ると、人の物を 使って、終わったら ポイか、
まるで、私の人生のようだな、と思ってたら、
この日は Julianが、ちゃぁんと敷いて、シーツも枕も毛布も、
すぐ寝られるようにしておいてくれた。

今まで何十年も、干しては取り込み、また敷いて、
数えきれない程して来たけど、
返してくれる人間は居なかった、勿論、他のことも同じ。
暴言が返って来るのが関の山だったから、Julianが少し前、
買った小麦粉を 容器に移し替えてくれていたこととか、
こういう小さなことが、涙が出る程 嬉しい。
ありがとう。