14日㈫10時から、監査委員として京都府中丹広域振興局(高屋奈尾子局長)の監査を行った。午前中は現地視察があり、今日はB班に配属され、橋本幸三代表監査委員と共に高屋局長の案内で舞鶴市と綾部市を回った。
まずは舞鶴市桑飼下に行き、宇谷川緊急砂防工事の説明を受けた。ここには金河内地頭線という府道が走っていて、山を越えると志賀郷地区の金河内町と坊口町の間くらいに出るようだ。その地域にも台風7号で雨がよく降ったので、山の向こうも凄かったのだろう。
台風7号の被災箇所について、応急復旧の状況を視察した。先ごろ、国の災害査定が終わったので、これから本復旧工事にかかっていくとのことだった。
住民の皆さんは宇谷川が流れ込む由良川からの水を心配し、宅地かさ上げなどの対策を進めてこられていたそうだが、今回は激しい雨によって、山から大量の土砂や流木が来て大きな被害を出したそうだ。京都府では今後砂防堰堤を新たに設置するとのこと。
続いて、綾部市佃町の農家民宿はーぱる亭を訪問し、経営者の青井経史、美紀子ご夫妻からお話を伺った。
中丹広域振興局ではこれまで58軒(うち綾部市で36軒)の農家民宿の開業支援を行い、現在も44軒が経営継続し、2軒は民宿に転業されたとのことだ。
青井さんご夫妻は大阪府から11年前に綾部に転入され、5年前から知人の勧めで農家民宿を始められたということだ。コロナの間は休業されており、今春から本格的に再スタートされたそうだ。農家民宿を始めたことで新たな出会いが増え、張り合いを感じておられるようだった。
家の裏には大きなハーブ園や農園、体験小屋などがあり、庭先ではヤギが飼われていた。
現地視察の最後は中上林の大町バイパスを見学し、中丹東土木事務所の細井浩一所長らから説明を受けた。
午後は中丹広域振興局の高屋局長はじめ幹部の皆さんを相手に、綾部総合庁舎にて全体監査を行った。
私は災害・土木を担当し、台風7号被害やその復旧状況、地域交響プロジェクト被災地支援プログラムの相談受付状況、災害対応タイムラインの見直し、伊佐津川、高野川、法川、弘法川での流域治水対策の状況、原子力災害避難路整備、国道429号線榎峠バイパスの進捗と今後の大丹波連携などについて質問し、意見を申し上げた。
夜は児童相談所のあり方を考える地方議員懇談会(岩波初美代表)の役員会にオンライン出席し、先日の神戸での勉強会の内容の報告などを行う。