17日㈮、京都府議会文化生活・教育常任委員会の管外視察3日目。
朝8時20分にホテルを出て、札幌市北区にある北海道高等学校遠隔授業配信センター(T-base)を視察した。同センターは道立有朋高校という単位制と通信制の学校の一角に所在している。
センターは令和3年に発足し、過疎地で生徒数が少なく、教員確保も難しい道立の31高校に対し、23名の教員が週235時間の授業をインターネット配信している。
英語や数学などは何となくイメージが分かるが、書道や美術、音楽などの実技科目も遠隔授業されているそうだ。
SONYのテレビ会議システム「IPELA」が使われているが、これはすでに製造中止となっており、今後は「GoogleMeet」を使われるそうだ。
「IPELA」は画像や音声が優れているそうだ。日本政府は国内企業を支援して、こういうシステムを国産でできるようにしないといけないのではないだろうか?GAFAに勝つためのGIGAスクール構想で結局、GAFAの製品にお金を注入してGAFAをさらに強くしている。日本政府はあまりにも愚かだ。
職員会議はなく、週1回(火曜日の16時から)、ミーティングが行われており、この学校でも職員室の席は自由席となっていた。
こういった遠隔授業の取り組みは今後、京都北部でも必要になるかもしれないし、コロナのような病気が蔓延した時や不登校生徒に向けてなど、いろいろ可能性を感じ、大いに参考になった。
これで今回の視察は終了したが、訪問した視察先はどこも説明していただく方に熱があり、誇りを持って仕事に取り組んでおられて、こちらも元気が出た。
お世話になり、大変ありがとうございました。
約1時間で11時半頃に新千歳空港に着き、14時の飛行機で帰路についた。
前日に関西に雨を降らせた大きな雨雲が関東から東北、北海道に向かっていて、ずっと雲ばかりだったが、伊丹空港に着く少し前から陸地が見え、あそこは舞鶴かな?と思って写真を撮った。綾部はよく分からなかった。
夜は18時から京都ガーデンパレスで大相撲京都場所実行委員会の懇親会に参加した。10月19日に無事に京都場所が終わり、6000人を超える来場者があったことが報告された。
四方八洲男本部長の事業報告、二之湯智最高顧問の乾杯で懇親会がスタートした。
20時前に終了し、京都駅発20時37分の特急に乗って綾部に戻った。