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秘密保護法

2013-09-23 09:48:37 | 日記・エッセイ・コラム

ほ~ら、おいでなすった。まずは国民の知る権利をなくそうと言うことですね。

知らなければ、批判も出来まいと言うのだろう。そして次は、言論の抑圧?

そして、秘密裏にしたものは歴史にもさらさず闇に葬り去ろうという。戦前より悪いんじゃない?。

おひとよしの国民、経済が少しぐらいよくなったって、その恩恵にあずかっている人たちはごくわずかなんだけどね、のせられて、のほほんとしてちゃだめだよ。怖い未来が待っているよ。

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8月も終わり

2013-08-31 10:52:01 | 日記・エッセイ・コラム

昨日は暑いさなか2度外出した。一度は町民センターの工芸室に、金曜日の方々に用事があったので、二度目は歯医者へ。水、木とうがい薬のイソジンを塗って腫れを抑えておいた。おかげで、ラクにはなっている。でも、痛みが取れれば抜歯だろうなぁ、と憂鬱。

外に出ると、ご近所が「暑いですね」と挨拶した。「ほんとに暑いですね。でも空はもう秋なんですけどね」と言いながら、上空に広がっているウロコ雲を指差した。きれいな雲だ、空も高い。

レントゲンを撮ると、根がぐらついて、歯肉が炎症を起こしていると、薬の処方をしてくれた。6時間おきに抗生物質を飲む羽目になってしまった。化膿止めだろう。炎症を抑えてから抜歯するかどうか判断するという。

帰ってくると疲れたらしく、こっくり、こっくり。おかげで蚊の餌になってしまった。

この夏、いちばん夏を楽しんだのは若ネコたちだろう。去夏は未だ家から出なかった。だから遊ぶのは初めての夏といってもいい。外は狩をして遊ぶ獲物はたくさんいる。とかげ、へび、せみ、ばった・・幸い遊ぶだけで殺しはしないから、取り上げて逃がしている。

                                                       

                                                

シリア情勢が気になっている。イギリスは反対の世論と下院の否決で、同盟からおりた。アメリカ世論も攻撃賛成は9%、議会も慎重論だと聞いている。でもフランスが付いているので強気だ。イラクの二の舞は止めた方が賢明だよ。結局イラクで大量破壊兵器は見つからなかった、よしんばシリアが化学兵器をつかったにせよ、化学兵器使用はもちろん許されないことだが、即軍事介入はよろしくない。国連事務総長も慎重にと警告している。シリアのバッシャールは、好きではないが、軍事介入すればまた市民が死ぬ。難癖をつけ、イラクを破壊し、内紛を拡大させた責任をとろうともしないで同じ轍をふむな。アメリカの兵士たちだって、ずいぶん死んでいる。兵士たちにも家族はいるのだ。

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スミチオン

2013-08-16 15:28:47 | 日記・エッセイ・コラム

今日も暑いが、風が吹いているので心地よい。午後3時過ぎ、Nちゃんが来て、隣の庭に薬剤を撒いているようだ、と教えてくれた。そういえばモーターの音も聞こえる、それに薬臭い。見に行くと、二人の男性がいて、一人が噴霧器で白い液を土に浸みこますように撒いている。手を振って声をかけたが、噴霧器の音がうるさいので、気がつかない。風があるので、飛沫が私にもかかる。アサギマダラがあわてて逃げていく。ハチの姿はない。近くに来て、やっと私に気がついてくれた。「薬剤は何使っているの?」「許可をもらっているものです」「薬剤の名前は何なの?」「スミチオンです」「あ~ら、有毒じゃないの。じゃ~、部屋の窓をしめなくちゃ。声をかけてくれれば、窓しめておいたのに」「すみません」

                                                

急いで、教室の窓を全部閉めた。ネコには気の毒だけど。木があるとはいえ、今日は風がある。しかもこちらに向いて吹いている。心地よい風が仇になってしまったようだ。家の窓も閉めた。薬の臭いもあたりに充満している。

                                                

                                                

私は臭いに弱い。すぐ咳き込む。家に入り顔を洗い、手や腕もじゃぶじゃぶと洗った。気分的なものだろうが、頭が痛くなってきた。

                                                

スミチオンは住友化学の、フェニトロチオンの商品名で、有機リン・有機硫黄系の殺虫剤である。

毒性は:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%8B%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%81%E3%82%AA%E3%83%B3                                                  

                                                

スミチオンはお林でも松くい虫対策で使っていた。しかし散布の前に、事前にお知らせはしていた、と思う。そうそう、お林の散布で、お知らせをする以前のことだったと思うが、止まっていた車にかかり塗料がはがれると言う事件があった。家庭菜園で使って頭痛など中毒症状を訴える人もいる。個人差はあるとはいえ、農薬(殺虫剤)は農薬、やはり安全ではない。住宅地の中では、業者ももう少し神経を使ってもいいのではないか。おそらくそんなこと気にかけていないだろう。依頼者も内容を知らないだろう。盲点かも。こういうのは保健所の所管なのだろうか。

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ナガサキの日

2013-08-09 13:23:51 | 日記・エッセイ・コラム

急用で不在にしていて11時、式典を見ることは出来なかった。1時近く家に戻り、長崎市長の宣言文を読んだ。ごりっぱ。以下に入れておく。

国民に正確な説明もなく、国民の手の届かないところで、憲法改悪に布石をしている阿部内閣のやりかたを知るにつけ、こういう宣言が出来ないような時代が来ないことを切に願い、黙とう。

                                                     

だいぶ前になるが、長崎を訪れた時、爆心地に立つ記念塔の前で、長いことじっと祈りを捧げる年老いた父親と娘と思しき二人連れを見かけた。この二人の姿が印象に残っている。

平成25年長崎平和宣言

 68年前の今日、このまちの上空にアメリカの爆撃機が一発の原子爆弾を投下しました。熱線、爆風、放射線の威力は凄まじく、直後から起こった火災は一昼夜続きました。人々が暮らしていたまちは一瞬で廃墟となり、24万人の市民のうち15万人が傷つき、そのうち7万4千人の方々が命を奪われました。生き残った被爆者は、68年たった今もなお、放射線による白血病やがん発病への不安、そして深い心の傷を抱え続けています。
 このむごい兵器をつくったのは人間です。広島と長崎で、二度までも使ったのも人間です。核実験を繰り返し地球を汚染し続けているのも人間です。人間はこれまで数々の過ちを犯してきました。だからこそ忘れてはならない過去の誓いを、立ち返るべき原点を、折にふれ確かめなければなりません。

 日本政府に、被爆国としての原点に返ることを求めます。
 今年4月、ジュネーブで開催された核不拡散条約(NPT)再検討会議準備委員会で提出された核兵器の非人道性を訴える共同声明に、80か国が賛同しました。南アフリカなどの提案国は、わが国にも賛同の署名を求めました。
 しかし、日本政府は署名せず、世界の期待を裏切りました。人類はいかなる状況においても核兵器を使うべきではない、という文言が受け入れられないとすれば、核兵器の使用を状況によっては認めるという姿勢を日本政府は示したことになります。これは二度と、世界の誰にも被爆の経験をさせないという、被爆国としての原点に反します。
 インドとの原子力協定交渉の再開についても同じです。
 NPTに加盟せず核保有したインドへの原子力協力は、核兵器保有国をこれ以上増やさないためのルールを定めたNPTを形骸化することになります。NPTを脱退して核保有をめざす北朝鮮などの動きを正当化する口実を与え、朝鮮半島の非核化の妨げにもなります。
 日本政府には、被爆国としての原点に返ることを求めます。
  非核三原則の法制化への取り組み、北東アジア非核兵器地帯検討の呼びかけなど、被爆国としてのリーダーシップを具体的な行動に移すことを求めます。

 核兵器保有国には、NPTの中で核軍縮への誠実な努力義務が課されています。これは世界に対する約束です。
 2009年4月、アメリカのオバマ大統領はプラハで「核兵器のない世界」を目指す決意を示しました。今年6月にはベルリンで、「核兵器が存在する限り、私たちは真に安全ではない」と述べ、さらなる核軍縮に取り組むことを明らかにしました。被爆地はオバマ大統領の姿勢を支持します。
 しかし、世界には今も1万7千発以上の核弾頭が存在し、その90%以上がアメリカとロシアのものです。オバマ大統領、プーチン大統領、もっと早く、もっと大胆に核弾頭の削減に取り組んでください。「核兵器のない世界」を遠い夢とするのではなく、人間が早急に解決すべき課題として、核兵器の廃絶に取り組み、世界との約束を果たすべきです。

 核兵器のない世界の実現を、国のリーダーだけにまかせるのではなく、市民社会を構成する私たち一人ひとりにもできることがあります。
 「政府の行為によって再び戦争の惨禍が起ることのないやうにする」という日本国憲法前文には、平和を希求するという日本国民の固い決意がこめられています。かつて戦争が多くの人の命を奪い、心と体を深く傷つけた事実を、戦争がもたらした数々のむごい光景を、決して忘れない、決して繰り返さない、という平和希求の原点を忘れないためには、戦争体験、被爆体験を語り継ぐことが不可欠です。
 若い世代の皆さん、被爆者の声を聞いたことがありますか。「ノーモア・ヒロシマ、ノーモア・ナガサキ、ノーモア・ウォー、ノーモア・ヒバクシャ」と叫ぶ声を。
 あなた方は被爆者の声を直接聞くことができる最後の世代です。68年前、原子雲の下で何があったのか。なぜ被爆者は未来のために身を削りながら核兵器廃絶を訴え続けるのか。被爆者の声に耳を傾けてみてください。そして、あなたが住む世界、あなたの子どもたちが生きる未来に核兵器が存在していいのか。考えてみてください。互いに話し合ってみてください。あなたたちこそが未来なのです。
 地域の市民としてできることもあります。わが国では自治体の90%近くが非核宣言をしています。非核宣言は、核兵器の犠牲者になることを拒み、平和を求める市民の決意を示すものです。宣言をした自治体でつくる日本非核宣言自治体協議会は今月、設立30周年を迎えました。皆さんが宣言を行動に移そうとするときは、協議会も、被爆地も、仲間として力をお貸しします。
 長崎では、今年11月、「第5回核兵器廃絶-地球市民集会ナガサキ」を開催します。市民の力で、核兵器廃絶を被爆地から世界へ発信します。

 東京電力福島第一原子力発電所の事故は、未だ収束せず、放射能の被害は拡大しています。多くの方々が平穏な日々を突然奪われたうえ、将来の見通しが立たない暮らしを強いられています。長崎は、福島の一日も早い復興を願い、応援していきます。
 先月、核兵器廃絶を訴え、被爆者援護の充実に力を尽くしてきた山口仙二さんが亡くなられました。被爆者はいよいよ少なくなり、平均年齢は78歳を超えました。高齢化する被爆者の援護の充実をあらためて求めます。
 原子爆弾により亡くなられた方々に心から哀悼の意を捧げ、広島市と協力して核兵器のない世界の実現に努力し続けることをここに宣言します。

2013年(平成25年)8月9日
長崎市長 田上 富久

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ヒロシマの日

2013-08-06 17:08:09 | 日記・エッセイ・コラム

午前8時、テレビをつけようと思ったが、阿部さんの顔は見たくないし、核の平和利用は是とし、宣言文に盛り込むと言っていた市長のアッピールも聞きたくないし、と今年はテレビをつけるのはやめた。

8時16分、原爆で犠牲になった人々、いまなお被爆の後遺症で苦しむ人々を思って、ひとり静かに黙祷を捧げた。

                                                        

昨日のことだ。チャンネルを回していると、ピカドンの日と言うタイトルで外国人が流暢な日本語で話しているのを見た。視点・論点だったろうか。

彼の名はアーサー・ビナードというアメリカ人だった。英米文学の専攻だったが、日本語に興味を抱いて来日し、広島の原爆資料館で語り部が説明するピカドンに強烈な印象を受けたという。語り部は原子力爆弾、原爆、核兵器・・などと言う言葉は使わなかった。ただピカドンと。

                                               

B29 エノラ ゲイで運ばれ、落とされたLittle Boyという名の爆弾は確かにU235を使った原子力爆弾、核兵器だ。しかし落とされた人々には、それはピカドンという表現が一番ふさわしい、一瞬にして大勢の人の命を奪い、市街を廃墟にしてしまった、強力な爆弾、ピカドンだった。

そして次いで、長崎に落とされた爆弾は広島の爆弾とは違うプルトニウム爆弾。これは原子炉の中で生成されたプルトニウムを利用している。威力は広島のものより大きい。

                                                

だから彼は、原爆の日とは言わない。ピカドンの日と言っているそう。私は何て言っているかな?私はずっとヒロシマの日、ナガサキの日とカタカナを使って表現している。

長崎に投下された爆弾はFat Manと言う名がある。これはチャーチルにちなんで名付けられたとも聞く。

                                                   

ビナードはいう。二つの爆弾を原爆という名でひとくくりにしてしまうと見えてこないものがある。それは二つの違い、Little BoyはU235爆弾、Fat Manは原子炉から生成されたプルトニウム爆弾(U238→→Pu239)、その平行線上に原子力発電、原発があることを見落としている、というのだ。なるほど、日本人に欠落している視点をアメリカ人に教えられた思いだ。

                                                   

話の中で彼の「さがしています」という絵本を紹介していた。初めは8時16分で止まった時計。時計はおはよう、こんにちは、こんばんは、おやすみなさい、と言う声を聞いていた。しかし、時計にはこんにちは、こんばんは・・・とつづく言葉が聞こえない。未来永劫8時16分で止まったまま。時計はこんにちは…と続く言葉をさがしている、ということなのだろう。絵本は続くが割愛。

                                                     

聞き終わってから、アーサー・ビナードを検索してみた。詩人なんだ。中原中也賞も受賞していた。さっそく「さがしています」と言う絵本を注文した。

Seek

                                                                                                                                  

                                                   

◇アーサー・ビナードの紹介はここで読んだ。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%93%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%83%89

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