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ナルニア国ものがたり

2008-05-26 22:47:49 | アート・文化

先週の日曜日、テレビで映画「ライオンと魔女」を見た。物語の筋書きにそって忠実に作られている。たのしかった。子どもたちが小さいころ、毎日のように読んでやった懐かしい物語である。全巻7冊、ナルニアという国が作られ、滅亡するまでの年代記になっている。作者はC.S.ルイス。ルイスは神学者でもある。だからキリスト教的な思想が盛り込まれている。

全7巻、出版された順は「ライオンと魔女」「カスピアン王子のつのぶえ」「朝びらき丸 東の海へ」「銀のいす」「馬と少年」「魔術師のおい」「さいごの戦い」になっている。出版順でなくても、どこから読んでも面白いが、年代記的にいえば、「魔術師のおい」が始め、ここにナルニアが生まれるのである。このとき、人間の子どもによってナルニアに悪(魔女)がもたらされたので、人間の子どもがナルニアの悪をくじき、ナルニアを助ける責務を負うことになる。ここに子どもたちが時空をこえてナルニアに行き、ナルニアの物言う動物たちやフォーン、セントール、木や水の精たちと力をあわせて、活躍するファンタジーである。

この物語にちなんで、前の教室はアスラン文庫と名づけられている。アスランとはこの物語に出てくる創造主とも言えるライオンの名前なのだ。トルコを旅したとき、アスランというレストランに入った。そこで興味を持って「アスラン」の意味をきくと「ライオン」という言葉だった。普通名詞のライオンの意味だった。作者のC.S.ルイスはトルコ語でアスランとつけたのだ。

前の教室に行って、もう一度読み直そうと、全巻借りてきた。この本は1970年版、38年前の本だ。紙もかなり茶色に変色しているし、しみで読めないところもある。もう一度新品をそろえてやろうと思う。

ほぼ1週間かかって、全巻読み終えた。朝から晩まで読んでいたわけではないが、それでも熱心に読んだ。おかげですっかりナルニアの住人になってしまった。かなり覚えているのだが、それでも細かなことは忘れてしまっている。そうだったのか、と思いつつ、読み終えた。もちろん細かい点は気になるところもあるが、まぁ、お話だ、面白く読めればいいと、割り切った。

コメント
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