◇金曜日:歯医者に行ったついでに、MOA美術館へ寄ってきた。招待券をもらったのだが、ついでに行かないと出不精、行き損なってしまう。ルーシー・リーの回顧展が開催されていた。ウィーン生まれ。ルーシー・リーは日本では人気のある女性陶芸家である。バーナード・リーチと親交があったが、リーチの日本系統の窯で焼く重厚な陶器より、電気窯で焼く、軽い陶器を制作し、イギリス陶磁器界の革新と言われた。
私は彼女の作品は以前から好きではなかった。フォルムが嫌いなんだ。彼女とは世界観が違うのだ。でも、久しぶりに彼女の作品の本物をたくさん見れば好きになるかもと思ったが、やはり好きにはなれなかった。
以前、セント・アイブスのバーナード・リーチの工房を訪ねたことがある。リーチといっしょに浜田庄司もイギリスに滞在していた。工房に陳列棚があり、作品が並んでいた。いいな~と指をさしたのはリーチのものではなく、浜田庄司の壺だった。やはりね、と思わず笑ったことがあった。私の中にある美意識。
やっと旅行記の一日目だけ終わった。この調子じゃ~、まだまだだ。いままでは帰ってくると一気呵成に書き上げたものだけど、書こうという気にならないんだ。wordがいかれているせいもあるかも。そのうちにわすれちゃうかもね。
◇木曜日:ポジの現像が出来上がってきた。整理をしてケースに入れた。でもまだそこまで。
午前中、マッサージをしてもらった。昨日冷えたらしく、風邪が悪くなってしまったみたいだ。
◇水曜日:陶芸。9時前にセンターへ行った、素焼きをするためである。大物があるので、ゆっくりと温度を上げた。私の大皿も数枚入れた。まだ私の大皿、素焼きをクリアしたものがない。工芸室は上は温風もあるし、暖かいのだが、コンクリートは冷えるらしく、足が痛んだ。帰って来て、ずっとコタツで足を温めていた。
◇火曜日:Papasanが医者に行くというので、私も診療所についていった。風邪気味なので、口の横に出来たおできを治してもらいたいと思ったからである。内科の朝倉先生は優しく応対してくれた。のどになんかつかえているみたいだというと、「胃カメラを飲んでみます?」と聞かれ、慌てて、「気持ちを整理して出直します」と断った。胃カメラは診療所でもできるが、予約が必要だと教わった。なかなか決心しないだろうな?
◇月曜日:買出し。出たついでに、八芸会のお金を送ったりと忙しかった。
まだ一週間ぐらいのことは覚えていられるから、認知症にはならないな。