哀しい時代

都市の公園から子供向けの遊具が取り外され、代わって高齢者向けの健康器具が設置されている、という記事を読んだ。子どもたちは声を上げてはいけないとも規制されているとか。子どもたちがのびのび育たないような世の中、くるっているよ。高齢者はそんなに優遇してくれなくたっていい。十分生きてきたんだから。高齢者を支えるのは若手なんだ。それなのに、次の世代がまともに育たなかったら未来はないじゃないか。

子どもたちが走り回る姿を年寄りがベンチに座って笑顔で眺めている図は、もうないのかもね。

なんでもそうだけど、目先のことにとらわれて、未来を見る目がないね。高齢者の人口が多くなってきているし、選挙権もあるからね、子供になんか金をかけるより即物的に見返りがある方を選ぶんだろうなぁ。本当に困っている高齢者には手を差し述べてはほしいけどね。

青空

昨日9月2日、久しぶりに青空を見た。台風15号の余波で、雲はまだ多かったが、青空が広がり、光があふれ、雲も秋の雲に変わっていた。9月になったばかりなのに、もうすっかり秋だねぇ。暑かった記憶はくはるが、ギラギラと輝く、夏は来たんだろうか。青空を見上げながら、子どものころ見た青空はもっと青く、高くて澄んでいた、と言うと、息子が子どものころ見た青と年をとった青とでは青が違って見える。歳をとるとだんだん白っぽく見えるんだ、と言った。なるほどね、最近はさらに目がかすんでいるからそうかもしれない。ふん、だ。

国府津まで連れて行ってもらった。さざ波がプルッシャン７ブルーの海面に際立っていた。波打ち際は打ち付ける波で白濁し、迫力がある。「大海の磯もとどろに寄るする波　割れて砕けてさけて散るかも　実朝」だねぇ。