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「おおぞら」

2019-12-11 17:55:01 | 日記

「おおぞら」とは大阪で野宿生活者、すなわちホームレスと自立を支援していたNPO団体である。いつも年に数回、活動報告「おおぞら通信」が送られてきていた。通信には必ず代表者の大川記代子さんのコメントが入っていた。小さな紙に、千代紙を切って張りつけた、それがとってもセンスのいい造りで、そこに自筆のコメント、楽しみだった。で、まずはコメントを出すと、「ご支援いただきありがとうございました」という言葉。「ありがとうございました」という過去形に引っかかった。気になったので、急いで通信を見ると、9月をもって「おおぞら」を解散したとあった。

大川さんは私より若いとはいえ、活動報告を読んでいると、ほんとに頭が下がるような活動をしていたから、よる年波には勝てなくなったのかも、としみじみ思った。中村哲さんと比べても遜色のない活動をしていた。ご支援というほどの支援はしたつもりがないけれど、ささやかなカンパはしていた。ホームレスとして生涯を終えた人の故郷を訪ね、故人の幼馴染などにも会って、「やはり故郷に帰るべきだった」というレポートは胸を打った。「おおぞら」は、ホームレスは乞食ではない、都会の建設を出稼ぎという形で、下で支え、故郷を離れ、働き続け、ついには帰る場所を失った人たちだという認識を教えてくれた人でもある。定住していないということは、住民票がもらえない。住民票がないと、職にも、年金も受けられない。もちろん部屋も貸してもらえない。

ところがこれが私のはやとちり。解散はNPO法人を解散したというもので、「おおぞら」の活動をやめたわけではなかった。ということはまだまだお元気。よかった、よかった、ほっとした。

 

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平成の大合併がもたらした傷跡

2019-12-11 13:24:52 | 日記

という論文を見つけて、読んだ。大学の先生の論文だった。データをたくさん添えて説明してあった。(1)となっていたので、(2)を探していたら、どこだかわからなくなって、代わりに全国町村会のHPに平成の合併を論じたものが載っていた。思わず、吹き出してしまった。合併会議の時、政権担当者側の大いなる誤解を、(私たちが主張していたものがことごとく取り上げられ)、論破されていたからだ。

飴と鞭の飴がもうじき終わり、同時に鞭と返済が迫っている。合併特例債は確かに有効ではあったが、とはいえ、すべて借金なのである。いずれは返さなければならない。合併した多くの自治体が苦悩している。ここまで書いて、出かけてしまった。いろいろ忙しかったので、すっかり頭から抜けてしまった。面倒なので論文の在りかを載せておく。行政や議員が読んでくれるといいのだが。

◇平成の大合併がもたらした傷跡

https://news.yahoo.co.jp/byline/adachiyoshimi/20171003-00076504/

 

https://news.yahoo.co.jp/byline/adachiyoshimi/20171008-00076659/

 

◇全国町村会の検証

https://www.zck.or.jp/site/column-article/3863.html

 

◇クローズアップ現代 NHK

http://www.nhk.or.jp/gendai/articles/3492/1.html

 

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