ネットで議会傍聴をしていたら、とんだ副産物にぶつかった。なんて大したことでもないが、議会中継の右手に、ずらりとおすすめのyoutubeが並んでいる。今回からなぜか、クラッシックばかり。しかもピアノの聞き比べが多い。例えば、リストの「ラカンパネラ」は9人のピアニストの演奏、と言った具合。で、papasanを呼んで、「聞き比べ聞いてみる?」と聞くと「聞く」という。9人はちょっと多いから、5人の「愛の夢」を出してやった。初めはフジコ ヘミング、次がラン ラン。「このピアニスト、日本人?」というので覗いてみると、辻井伸行君。「あんたの好きな辻井君だよ」というと、「演奏家で同じ曲がこんなにまで違うんだね」と喜んで聞いている。演奏者がわかった方がいいかなと、PCの前に座らせて、私は洗濯に行ってしまった。戻ってくると、ルビンシュテインの演奏が流れていた。「懐かしい演奏だね、我らの世代だよ、でも音は悪いね、録音が古いんだね」結局、これが最後だった。「まだいっぱいあるよ。疲れたでしょ。またかけるから聞いてね」「楽しかった」と戻っていった。音楽の反応はまだとてもいい。的確に反応している。ただし、この演奏、どこどこで聞いたでしょう?とかいう記憶の方はあんまり得意じゃないようだ。
そこで町報に載っていた「真鶴歌声の会」に行ってみようと誘うと、「行く」という。そこで主催者に電話をかけると、今月はコロナの影響で休会、次は5月4日、という。そのころの方が暖かくなるし、連れ出しやすいかも。papasanには「たのしみにしててね」と付け加えた。
テレビをつけると、サトウキビの刈り取り風景が飛び込んできた。何処かな?と見ていると「波照間島」だった。沖縄初めてだという、若い演歌歌手がリポーターだった。日本最南端の碑の前で、北の歌ばかり歌っているけど、南の歌も歌いたい、と言っていた。波照間島ってね、戦時中、日本軍将校の命によって全島民、西表島に集団移住させられ、稲作に従事させられ、当時西表島もマラリヤ汚染地域で、多くの島民が死んだ、辛い歴史の島なんだよ。歌手はもちろん、ディレクターも知らないんだろうな。
夜、夜空の観察をしていた。オリオン、シリウス。波照間島からは南十字星が見えるはず。