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ヒットラーの子どもたち(テレビから)

2018-12-07 08:34:13 | 日記
夜、いつものようにコズミックフロントを見て、あちこちチャンネルを回していると、何やら気になるドキュメントがあった。で、聞いていた。
内容が、浦沢直樹のコミック「モンスター」に似ている。あのコミックが、歴史的事実を題材にして、話を膨らませたことは解説で読んではいたが。
番組が終わってタイトルを見ると「ヒットラーの子どもたち」というものだった。

ナチスドイツは、1000年計画の一環として、ヨーロッパ各地に施設を作り、優秀なアーリア人の子孫を増やすために、選ばれた女性たちを集め、
ナチス親衛隊員たちの子どもを産ませ、育てていた。、
女性たちも強制連行ではなく、ナチスに賛同し、親衛隊員たちと相愛になり、進んで彼らの子どもを産むようにもさせていた、そうだ。
もちろん彼女たちが産んだ子供たちは幼くして親から引き離され、施設で、未来のナチス帝国を担う人材に育てられる。
ヨーロッパ全域で7~8000人もの子供たちが生まれた、そうだ。その子どもたちの存在は秘密裏におかれた。
解放したとき、子供たちが異様な行動をとることは気が付いていたが、その後の追跡も、裁判での追及もなかったので、子どもたちのその後はわからないままになっている。
フランス人記者の地道な調査によりそれが解明され、その軌跡が明らかにされたようだ。闇に追いやられた子供たちの一人をみつけ、追跡したのだ。
母親たちは、そういう子どもの出生を明らかにしない。むしろ恥だと思っていたようである。子ども自身も母親はともかく、ナチ親衛隊員が父であることは誇りには思えない。
ほとんどの子どもたちが己の出生の経緯を知らない、知らずに一生を終えたら、それはそれで幸せだったかもしれない。

その子供たちの年齢を見ると、私と同じ世代だ。どういう人生を送ったのだろうか。
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