視野検査に行った。検査表を見ると、右目はほぼ黒くなっている。ということは視野がぐっと狭くなっているということだ。視野が狭いというのは、見えなくなっているということでもある。緑内障は視神経がだめになっていく、よって視野が狭まり、いつかは視力を失う目の病気である。
利き目の右目が緑内障だと診断されて、6年余りになる。原因は加齢。進行を抑えるために点眼しているが、それ以外に右目をかばうことはしていない。やはりファインダーは右目でのぞく。緑内障と診断された当時の視野検査では、右目の左下が少し黒ずんでいるくらいだった。しかし進行を抑えると言っても、止めるわけではないだろうから、自然に視神経が死滅しているのだろう。ダメになった視神経はもうもとにかえらないので、いずれは失明の憂き目にあう。とはいえ、年だから、失明するか、その前に寿命が尽きるか、どっちが先かなんて冗談を言っていた。
最近の情報で、この視神経を復元出来るかもしれないと言ったニュースを読んだ。とはいえ、私の目には間に合わないだろうが。
自覚症状はある。ふだん、右目はかすみがかかっているようでうっとうしい。右目を抑えて左目だけで見た方が、ものははっきり見える。両眼で見ると、左目単眼よりぼやけている。右目がお荷物になって足を引っ張っているのだ。
眼圧を測ってもらうと16だという。なら正常値内だ。薬が効いているのだろう。にもかかわらずこれだけ視野が侵されているとならば、寿命より失明の方が早いかもしれない。
まだ右目が使えるうちにいっぱい写真を撮っておこう。左目だっていいんだけど、長い習慣で、どうしても右目を使ってしまうから。