サンデープロジェクト、いかがわしさばかりが目立った自民与謝野馨の民主党大塚耕平とのバトル(1)

2010-02-15 14:08:06 | Weblog

        ――民主党に衆・参両院過半数のチャンスを与えよう――

 当ブログ2月13日エントリー記事――《鳩山邦夫の人間の風上にも置けない身内話の暴露とそれに乗った与謝野のヤキが回った首相追及》で問題とした、鳩山邦夫の不確かな情報を与謝野馨が確かな情報として国会で鳩山追及の材料としたことをヤキが回った行為だと書いたが、次の日の2月14日日曜日の朝日テレビ「サンデープロジェクト」がこの問題について与謝野馨と民主党の内閣府副大臣だとかいう大塚耕平を対決させていた。

 与謝野の自己を正当化させる発言にマヤカシがあると見たが、録画していなかったため、インターネットを探すと、《TweetBuzz - YouTube 》なるHPで邦夫発言に関わる二人の遣り取りだけ録画した動画を見つけることができた。

 「48時間以内に削除します」と書いてあるから、この記事をアップロードする時間には消去されているかもしれない。

  

 解説(男)(センセーションを煽る殊更声を低くしたおどろおどろしい口調で)「いつもは冷静沈着な男がこの日は違った」

 与謝野(12日の衆議院予算委員会)「平成に入ってから、こんなに多額の税金を脱税した人間はいないんですよ、まさに平成の脱税王なんです。(ヤジが凄い)そんな人がですよ、総理大臣の座に座っているってことは、おかしいんです」

 解説「自民党与謝野元財務大臣は鳩山総理が、母親からの資金提供を知っていたはずだと追及。そう攻め立てた」

 (昔の紙芝居だったら、ここで板を叩いて効果音とするところだが、現在の電気紙芝居は声を殊更低音にしておどろおどろしさを演出する。)

 与謝野(同衆議院予算委員会)「去年、1年半ぐらい前ですかねぇ。鳩山邦夫さんとお目にかかったんですよ。彼がぼやくんですよ。『うちの兄貴は、まあ、しょっちゅう、お母っさんのところへ行って、子分に配るカネ、子分に、子分にヨウ、子分を養成するカネが必要だ』、おカネ貰ってたんですよ」

 鳩山首相「全くの作り話であります。そういう話をされると、私は、もう兄弟と言っても、信じられない話になりますが――」

 不明「総理冷静に」

 鳩山「少なくとも、事実として、これは母に尋ねていただいても、結構でありますし、あるいは――」

 ヤジ「参考人承知するぞ」

 不明「挑発に乗ってはいけません」

 鳩山首相「分かりました、すみません(左手の方向に顔を向けて、頭を下げる)。私は母に対して、そのようなおカネの無心、特に子分に配るおカネをくれなんて言うわけありません」

 解説「総理の動揺を誘って与謝野氏――。舞台をサンプロに移し、元財務大臣として政府予算に物申す。迎え撃つは民主党切っての政策通、大塚金融副大臣。(落雷時の垂直の太い稲光を画面中央に挿入、いやが上にも番組を守り立てようとする。)――(聞き取れない。)景気対策か、財政規律か。(最後に低くした声をさらに高くして)真っ向対決だっ」

 田原総一郎「与謝野さん、金曜日のあの会話、国民はみんな唸りましたよ」

 (国民の代表代弁者となったようなことを言う。)

 (テロップ――日本経済は大丈夫か? 
          予算、景気対策で直接対決!)

 与謝野「あー、そうですか」

 田原「自民党がね、鳩山さんと小沢さん、批判しているんだけど、みんな同じでね、変化がなかった。与謝野さん、思い切っておやりになった。それに対してね、今ビデオにありましたけども、(フリップを持ち、そこに書いてある文字を指差して読み上げる)鳩山さんが全くの作り話であると。どっちが作り話なんだね」

 与謝野「これはね、この証言のあと、あのー、鳩山邦夫さんが、私の事務所に来ましてね――」

 田原「あ、ここだ」(必要もないのに、尤もらしく合いの手を打つ。)

 与謝野「うん、それでお目にかかって、あれは、俺と母の(左手を持ち上げて振り、強調する。)会話なんだと。どういう会話したかなんて、兄貴の証明も否定もできないだろうって。聞いたんだ、と」

 田原「聞いたんだと」

 与謝野「うん。だけど、私の質問のときに無心なんて使っていないですよ」

 テロップ――与謝野だけが追及
        総理の偽装献金
         その真相は?

 田原「そうですねー。(フリップを持ち上げ)おカネを貰ったんですと。いたんですと」

 与謝野「そう、そう」

 田原「うん、うん」

 与謝野「貰ったんですよ」(自分で頷く)

 田原「あっ、わざわざー、あの、鳩山邦夫さんが予算さんのところに来られて――」

 与謝野「それはあの、今日の質問はよかったと」

 田原「よかったと」

 与謝野(力強く)「うん。私があの話を裏付けますと、そう言ってました」

 田原「あ、よかったと言ったんですか」

 与謝野「うん」

 大塚「これは先ず、与謝野先生に申し上げたいのは、あのー、先生にはこういう質問はしていただきたくなかった」

田原「それはいい、それは」

 大塚「いやいや。僕は尊敬しているんで。あのー、自民党のみなさんも与謝野さんにこの役回りをやらしちゃあ、ダメです。そして、これが事実ならいいけど、きのう鳩山邦夫さんは、あー、記者会見、ぶら下がりだったか、どちらかですが」

 田原「昨日?」

 大塚「そうですね。そのー、総理が、そういうお母さんにお願いをしたということを言ったつもりはないというふうに――」

 与謝野「えっ、そんなこと言ってる?」

 大塚「いや、鳩山邦夫さんの記者会見録をどうぞ」

 田原「ちょっと見せて。読んで、そこんところ。何て言っている?」

 大塚「どうぞ、これを差し上げます」

 田原「だから、読んで。何て書いてあるの?」

 大塚「あの、これは私もいただいたものなんで、記者さんの書きお越しですけどね」

 田原「ハイ」

 大塚「『兄がお袋におカネを無心したなどと言うことはありません。私が聞いた中には一切ありません。兄が母におカネを無心したということは母から聞いておりません。首相が母に無心、邦夫氏が証言――何て書かれると、そこは私の、私はそのようなことは言っておりません』

 もうね、このアンダーラインのところ、どうぞ与謝野先生、お読みください。で、私はあのー――」

 与謝野「それはね、これ、よーく読んでください」

 大塚「ハイ」

 与謝野「要するに鳩山邦夫さんは母親から電話を貰ったと。お兄さんは、子分を養成するためにおカネが必要だとしょっちゅう言ってくると。邦夫さんは大丈夫なのかと。あなたには子分がいないの、と。こう言ったんですよ」

 大塚「いや、ところがですね――」

 与謝野「だから、だから、それは鳩山さんが母親から聞いた話ですよ。そん中で無心したっていうことは使っていない」(目を最大限に真ん丸くして同だとばかりの表情を見せる。)

 大塚「無心したという言葉をお使いになったかどうかは別として、しかし、完全に、そういう文脈でご質問をされてですね。いや、私は与謝野先生にお願いしたいのですがね、私は野党時代、総理とは十数回、質疑をさせていただきました。常に、しかし他党の方であっても、総理に対しては敬意を持って私は、アー、議論させていただきました」 

 与謝野「それは――」

 大塚「是非にですね」

 与謝野「大塚さん」
 
 大塚「いや、いや、与謝野さん」

 与謝野「ちょっと」

 大塚「謝罪していただいた方がいいですよ」

 与謝野「ちょっと待ってくださいよ」

 大塚「ハイ」

 与謝野(左手で指差し)「あなたが今言っていることはね、総理大臣だから、無条件に尊敬しろって言ってるんですよ。飛んでもない」

 大塚「いや、いや――」

 与謝野「税金を払っていない総理大臣なんていうのは、国民誰も、あの、尊敬なんかしないんですから」

 大塚「敬意を払うべきだと思います」

 与謝野「国会というのはね、何を聞いたっていい場所なんです。それをね、与謝野さんだから聞くなんて、そんなこと言っちゃいけないですよ」

 大塚「いや、いや」

 与謝野「我々は野党なんです」

 大塚「聞いていいんです。聞いていいんですが、事実と異なることを聞いていただくのは困る」

 与謝野「事実だから聞いているんです」

 田原「もう一回聞きたい。どこが事実と異なるんだ?」 

 大塚「邦夫さんはご自身の発言として、首相が、兄が、お母さまに、お袋におカネを無心したなどということはありません。私が聞いた中には一切ありません、て、昨日発言しておられるんですよ」

 与謝野「違います」

 大塚「だから、そこは一回はっきりさせてください」

 与謝野「一寸待ってください」

 大塚「ハイ」

 与謝野「ね、そのあと私、勝場(元秘書)さんの言ったでしょ。裁判官関係者に言った。『おカネは来ていました。――(聞き取れない)金庫に入れました。私が民主党の議員に配った場合もあるし、鳩山自身から議員に渡したこともあります』母親から来たカネを配ったんです。党内で」 

 大塚「裁判で、あるいは捜査の記録がちゃんと、明らかになる中でですね、あのー、事実に基づいて、そういう議論をしていただくのはいいんですが、いや、私が申し上げたかったのは、与謝野先生ともあろう方が――」

 与謝野「いや、違う」

 大塚「少し不確かな事実で――」

 与謝野「確かな事実です」

 大塚「この質疑をやっていただくと、逆の――(聞き取れない)事件になっちゃいますよ」

 与謝野「いや、違う。確かな事実、全部」

 大塚「イヤー、私は――」

 与謝野「確かな事実」

 大塚「少なくとも、邦夫先生の、この、昨日の会見の記録を読む限りは、そうは思えません」

 与謝野「違う、違う。それはね、この事件が起きたとき、鳩山さんが、小さなウソをついたんです。ね、だから、次々とウソをつかざるを得なかったと、いうのが今回の事件ですよ」 

 大塚「いやあ、そこは、私の――」

 与謝野「いや、あなたは――」

 大塚「すべてを知る立場ではないので、これ以上は申し上げませんけども――」

 与謝野「いや、だって」

 大塚「与謝野先生にはしかし私は、国会の中でああいう質問をしちゃあいけない」 

 与謝野(何を反論しているのか聞き取れない。)

 田原「分かった。星さん、これ、どういうふうに思いますか」

 星浩――朝日新聞政治担当編集委員。東京大学大学院特任教授。テレビ番組『サンデープロジェクト』のコメンテーター

 (終始にこやかにな笑みを顔に浮かべて)「あのー、与謝野さんの質問をですね、実は私、我々も全文起こして読みましたけども、実は物凄く周到に入れまして(声に出して短く笑う)――」

 田原「あー、周到――」

 「その、邦夫さんと与謝野さんの会話、邦夫、あの、邦夫さんとお母さんの会話、ちゃんと、きちっと分けられているんですよね。で、恐らく、邦夫さんはお母さんとの会話で、いや、お兄さんは子分がいて、大変だって言ってんのよ、という部分はクォートされて、引用されてて、それに対して与謝野さんは自分の言葉で、あんたどうなんだと、貰ったんじゃないかって質問してんですよね。

 そこがね、周到にできていますから、ちょっとね、大塚さん、邦夫さんの昨日の記者会見で無心はしていないと、おー、アー、お兄さんはお母さんに無心はしていないということは、言ってんですけど、そこの、オー、ときどきぼやいてるんだ、っていう遣り取りは残っているです、実はね。

 そこは与謝野さんは聞いていて、裏づけも取っているもんだから、どうも、そこはは与謝野さんは相当、そこは練りに練ってやっているもんですから、そう簡単に、その、突き崩せない部分があるかなと、私は思っています」

 田原「邦夫さんがね」

 「ハイ」

 田原「昨日の記者会見で、えー、この、えー、実はこの、愚痴をこぼしたのは、1年半か、1年の間かなあと、えー、全く与謝野さんと話したときは雑談の中で言ったわけで、で、それを証言だろうと表現されると、非常に私も困りますなんて言ってるんですよ」

 与謝野「いや、私もぼやいた話を聞きましたと。そのぼやいた話を、委員会の質問でしていいかと、鳩山邦夫さんに聞いたら、正確に表現してくれるなら、結構ですよと、言うんで、正確に再現したんです」

 大塚「だから、ここに正確な、昨日の書き起こしがあるので、一度、あの、是非――」

 与謝野「いや、いや」

 大塚「邦夫先生と遣り取りしていただいて――」

 与謝野「鳩山さんはね、もう最初の選挙のときから、ベラボーなおカネを使って、選挙やっている人なんですから。そんなことを知らないなんて言うのはね。で、私はクリーンな政治家ですなんですということはね、全く私は、もう、おこがましいと――」 

 田原分かった。エー、この話はまたやってください」(コマーシャルに入る)


 サンデープロジェクト、いかがわしさばかりが目立った自民与謝野馨の民主党大塚耕平とのバトル(2)に続く


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