現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

あらし

2009-04-02 20:16:18 | 虚無僧日記
我々「アラ還」世代にとっては、「嵐」といえば
嵐寛寿郎のことだが、「アラホー(40歳前後)」以下の
ヤングにとっては、「ジャニーズJr」から選ばれた
アイドル・グループの名だそうだ。

米映画『硫黄島からの手紙』に出演していたのが
二宮和也と聞いて、フムフム。慶応出のアイドル
として櫻井翔のことは知っていた。歌に踊りに
ドラマにバラエティ番組と、大活躍。

先輩のSMAPが「ナンバー1より、オンリー1がいい」
なんて奥ゆかしく歌っていたが、「嵐」は「世界中に
嵐を巻き起こす」「芸能界に嵐を巻き起こす」という
意味でのネーミングとか。鼻息荒い。頭文字がAで
あることも「トップに立つ」という意味が込められて
いるとか。若いうちは、そのくらいの気概があった
方がいい。

私の名前は「伸一郎」。親は「一番伸びる」と期待して
付けてくれた。子供の頃は、親の期待に応えようと
なんでも一番とるよう頑張った。「小学校始まって
以来の神童」と言われた私だが、次第に挫折を味わい、
限界が見えてきた。尺八界に嵐を巻き起こすはずが、
「尺八界荒らし」で終わるか。無念。

「尺八と一休語りの虚無僧一路」のホームページも見てください。

一休と虚無僧」で別にブログを開いています。

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あらかんちがい

2009-04-02 06:50:05 | 虚無僧って?
「Around 40」で「アラホー」。つまり40歳前後
(四捨五入で40?)の女性。30歳前後は「アラサー」。
そしたら今度は「アラカン」だと。還暦(60歳)前後
の世代、つまり団塊の世代。あらそう! 私の世代だ。

「あらかん」と云えば、我々「アラ還」世代にとっては
嵐寛寿郎のことだ。『鞍馬天狗』で名を馳せた時代劇の
大スター。
嵐寛寿郎は、S2年、吉川英治原作の『鳴門秘帖』で
主役の法月弦之丞を演じている。「邦楽ジャーナル
(2004/9)」には、S25年封切りの『虚無僧屋敷』の
スチール写真が掲載されている。これも嵐寛寿郎で、
これが、偈箱に「明暗」と書いた最初ではないか、
と神田可遊氏が紹介している。

同じく「邦楽ジャーナル(2001.7)」には、神田氏が、
S36年封切りの『鳴門秘帖』のポスターを載せている。
こちらは、鶴田浩二。凛々しい白面の貴公子。これを
見た世代は、虚無僧といえば「美男の青年剣士」という
イメージなのだ。

ところで、嵐寛寿郎と鶴田浩二の虚無僧姿だが、
二人とも、袈裟を左右逆、後ろ前が逆になっている。
鶴田浩二のは裏返しにも見える。「明暗」と書いた
偈箱も映画の上での創作。じゃ、本当の虚無僧の
恰好って? 実は、定型はないのだ。

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