先日のテレビのクイズで、「家紋の中に無いのは?」
という問題で、答えは「桜と椿」だった。
平安の昔、日本人にとって花といえば「梅」。武家に
とって、桜や椿は「散る」イメージが「縁起でもない」と
されていたのだ。
桜が武士道の象徴とされたのは幕末以降。日露戦争から
太平洋戦争にかけてという。予科練の徽章は「桜に錨
(いかり)」。国のために死ぬことを誉れとされ、白虎隊
などが武士道の鏡ともてはやされ、特攻隊を生み出して
いった。
そして、300万人もの犠牲者を弔うかのように、戦後、
学校や公園、城跡、河川敷などに次々と染井吉野が植え
られた。それが今日多く目にする桜だ。
その染井吉野は、樹令が60年だという。そろそろ樹命が
尽きかけてきているそうだ。木も竹も命尽きる時、最後の
花を咲かせるという。今年のこの満開の染井吉野には、
なにか異様な輝きがある。枯れゆく前の最後の輝きと
思うのは私だけか。
私のメールは goo3360_february@mail.goo.ne.jp
「尺八と一休語りの虚無僧一路」のホームページも見てください。
という問題で、答えは「桜と椿」だった。
平安の昔、日本人にとって花といえば「梅」。武家に
とって、桜や椿は「散る」イメージが「縁起でもない」と
されていたのだ。
桜が武士道の象徴とされたのは幕末以降。日露戦争から
太平洋戦争にかけてという。予科練の徽章は「桜に錨
(いかり)」。国のために死ぬことを誉れとされ、白虎隊
などが武士道の鏡ともてはやされ、特攻隊を生み出して
いった。
そして、300万人もの犠牲者を弔うかのように、戦後、
学校や公園、城跡、河川敷などに次々と染井吉野が植え
られた。それが今日多く目にする桜だ。
その染井吉野は、樹令が60年だという。そろそろ樹命が
尽きかけてきているそうだ。木も竹も命尽きる時、最後の
花を咲かせるという。今年のこの満開の染井吉野には、
なにか異様な輝きがある。枯れゆく前の最後の輝きと
思うのは私だけか。
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