現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

ロシアの尺八事情

2009-04-07 23:28:32 | 虚無僧日記
チャイコフスキー音楽院のマルガリータ女史が
民族音楽専門の教授で、世界各国の音楽家と
精力的に交流を図っている。女史の招きで、
日本から天理教の雅楽部をはじめ、箏、尺八、
三味線の演奏家が、プロ、アマ問わず大勢行って
公演している。だから日本の主だった尺八家の
CDや楽譜はみな揃っているのだ。私が行った時
は10人ほどの尺八愛好家が集ってくれた。うち
3人は女性。女性でも『春の海』を上手に吹く。

プロ活動している一人は、今日本に来ていて、奥田
敦也師のもとで学んでいる。奥田師は伊那の竹坐氏
の師でもある。その影響でサーシャも超長管の地無し
尺八に入れ込んでいるのだ。

サーシャは今、モスクワで尺八スクールを開いていて、
生徒は5人。うち一人はモスクワ大使館駐在の日本人
だという。

尺八を広げたいが、ネックは、尺八が高価で、何十万
もする尺八は買えないということ。「割れたり、歌口
が欠けたジャンク品でよいので、譲ってもらえれば、
ロシアで修理して使いたい」とのこと。ロシアでは
竹は必ず割れるので、全部籐巻きをしなければなら
ない。その技術はあるようだ。

ロシアは柔道が日本より盛んだ。プーチンも柔道家だ。
尺八もいずれ日本以上に広まるか。あのオウムでさえ
3万人もの信者を獲得したのだから。


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