日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

長梅雨でステテコが売れる?

2009-08-04 22:35:09 | トレンド
東北以外の地域で、梅雨が明け始めた。
今年の梅雨明けは、2週間以上遅かった地域が多く、日照不足などから野菜が値上がりはじめている。
他にも、今日の夕方の新聞各紙のWEBサイトには、これまで好調だったユニクロの売上が9ヶ月ぶりに前年比を下回ったと言う記事が掲載されている(紹介記事は日経新聞)。
さすがのユニクロでも、気候不順には勝てなかったと言うコトか?
もちろん、エアコンなども売上不振となっている。
いくら「エコポイント制」で、買い替え需要を掘り起こそうと思っても、暑くなければエアコンの買い替えには結びつかないと言うコトだろう。

そんな中、男性のステテコが人気だと言う。
昨日の中日新聞他のWEBサイトには、天候不順が消費直撃 野菜値上げ、エアコン不振と言う記事が掲載されていた。
見出しだけを見れば、「ステテコ」という文字も無く関係ないように思えるのだが、記事中に
「湿気によるスーツのべたつきを避けるために、男性用ステテコが思わぬ人気となった。」
と言う内容があるのだ。

私自身は、実家の父(80歳)以外でステテコを穿いている男性を知らないので、本当に人気になっているのかは実感としてない。
それに掲載されている写真を見ると、白い下着のようなステテコではないようだ。
写真のイメージからすると、甚平のパンツを長くしたと言う感じに見える。
ただ、実家のステテコ愛用者・父に言わせると「汗をかいてもズボンがくっつかないので、気持ち良い」とは言っていた。
そんな心地よさが、この長梅雨で見直されたと言うコトなのだろうか?

いずれにしても、天候不順で意外な商品が売れているようだ。


投票に行かないと、35歳以下の人は4000万円も損をする?

2009-08-04 13:35:41 | 徒然
朝、FMを聞いていたら「投票に行かないと4000万円も損をしている」という話があった。
と言っても、肝心な話を聞き逃してしまったのだが、そのコトバが気になってネットでイロイロ検索して見ると、JBプレスと言うサイトに「4000万円も損している日本の若者たち」という本の作者森川友義さんのインタビューが掲載されていた。

今に始まったことではないのだが、若年層の投票率は選挙の度に低くなる傾向にある。
手元の資料として、前回の「郵政選挙」や先の参議院選挙などでの世代別投票率が分らないのだが、おそらく過去20年とか30年と比べると、低くなっているのではないだろうか?

そして、この「4000万円損をする」理由が、今の政治の姿を現しているというのが、森川さんの意見だ。
すなわち、「自分たちを支持してくれた層に対して、手厚い政策をする」というコトなのだ。
その結果、4000万と言う大きな金額の差(=税金や年金など、国に支払った額と受給額の差)となって現れていると言うのだ。
この本の帯が、とても本の内容をわかり易く示していると思うのだが、70代以上の人たちの投票率がとても高い。
だからこそ、高齢者中心の政策が取られやすいと言うハナシなのだ。
「後期高齢者医療制度」は、「高齢者イジメの象徴だ!」と言うご意見もあると思う。
おそらく日本人の平均寿命から考えれば、世代別投票率ではなく、人口比率を基に政策を考えているのかも知れない。

そのように考えて見ると、今回の自民党や民主党のマニフェストは「子育て支援」など、35歳以下の世代に向けた政策が目玉となっている。
もちろん、高齢者を意識していないわけではないのだろうが・・・。
と言うコトは、自民党も民主党も「若い世代からの支持を得たい」というコトかもしれない。
少なくとも、民主党などは「日本の将来像」を強く打ち出した感のある、マニフェストのように思われる。
むしろ「後出しジャンケン」でマニフェストを出してきた自民党は、民主党に対抗するために「子育て支援」を目玉にしたのかも知れない。

国の政策によって得られる(と言うのも変だが)で、世代格差があってはいけないと思う。
だが、それが事実であるとすれば、それを変えるために投票に行かなくてはいけない・・・と言うコトになりそうだ。

FM番組のサイト内に「Podcast」があるようなので、来週あたり番組内容が聞かれるかも知れない・・・(と、若干期待している)。