日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

既に始まっている?冬物商戦

2009-08-05 16:31:06 | ビジネス
産経新聞のWEBサイトをチェックしていたら、ソーラーパワーで緊急充電 三洋電機が持ち運び太陽電池と言う記事があった。
今日のエントリタイトルと関係なさそうなのだが、この記事中にある「ネックウォーマー」という商品の発売も8月からというコトで、このタイトルとなったのだ。

と言うのも、夏物が天候不順のため不振だったユニクロが、HPを見ると既に「ヒートテック商品」の先行販売が始めているのだ。
天候不順とはいえ、まだまだ真夏の季節に冬物の先行販売と言うのは、いささか早すぎと言うか、購入意欲が湧かないのでは?と言う気がしないわけではないのだが、ファッションの世界だけではなく、様々な業種では既に「冬物商戦」が始まっている。

特に、小売り分野の中で唯一好調と言われる通信販売などでは、カタログ製作のために掲載する冬物商品が決定し、その売上目標も決まっている頃だろう。
今月末~来月の初旬には「秋物号」として、お客様の手元に届けるのであれば、そのくらいのスケジュールとなっているだろう。
そのため、この時期は通販のサイトでは「(夏物)セール」が盛んに行われている。
百貨店や大手スーパーの、前倒し夏物セールと実施するセールの意味が違うのだ。

それにしても、三洋電機は「エネループ」というブランドで、「ソーラー蓄電・リチュウム電池」市場に特化していくと言う姿勢が、より強く鮮明になってきているように思う。
その技術が様々なカタチに変化しているコトに、驚く。
その中で「ぶれない」コトがあるとすれば、「携行性」というコトかも知れない。
その「携行性」によって、今回のネックウォーマーという商品になったり、昨年発売された「ひざ掛け」、今年新デザインが登場した「カイロ」などへと、拡がっている。
特に注目すべきは、「インテリアライト」かも知れない。

「阪神淡路大震災」を教訓にして作られたと言う、インテリアライト兼懐中電灯なのだが、デザインも良く、緊急時にも活躍しそうな商品だ。
思い出してみれば、「阪神淡路大震災」が起きたのは、1月の寒い時だった。
被災地では、「いかに暖かく過ごすのか?」というコトが、重要なポイントだったのだろう。
だからこそ、その教訓を「エネループ」と言うブランドによって、商品化しているのかもしれない。

もちろん、この時期にネックウォーマーなどの新商品を発表すると言うのは、通販カタログなどとの関係もあるのだが・・・。