日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

今日から、選挙カーの連呼が・・・

2009-08-18 20:39:54 | アラカルト
今日、衆議院選挙の公示がされ、各所に設置された選挙ポスター掲示板には立候補者のポスターが一斉に張り出された。
ということは、投票日前日の夜8時まで連日「衆議院候補○○でございます」という宣伝カーが、街中を走り回るというコトだ。

この「○○でございます」と連呼する宣伝カーについては、良い印象を持っている人よりもうるさいばかりで、はた迷惑と感じる人の方が多いのではないだろうか?
今やネットの時代でもあるし、ネットを活用した選挙というコトも考えられると思われるのだが、現実にはそれは出来ないコトになっている。

しかし、今回は若干違うようだ。
Yahooなどのポータルサイトには、各政党のビデオが見られるようになっていたり、youtubeで見られるようになっていたりする。
候補者本人のネット活動は×でも、党としての広告活動はOKというコトなのだろうか?

個人的には、立候補者の討論会などを動画配信してくれると、自分の見られる時間にゆっくりと見られるので便利だし、何よりも繰り返し、じっくりと候補者の表情がうかがえる。
もちろん、ネットが見られる環境の人ばかりではないので、情報の不公平が出るという問題もあるとは思う。
でも、公共性の高い場所で動画配信映像を流すなどして、多くの人に立候補者の考えを伝える方法を検討して欲しいと思うのだ。
そのほうが、「○○でございます」と街中を連呼してクルマで走るより、効果的のような気がするのだが・・・。

何故なら、今回の選挙は「政権選択の選挙」と言われている。
ならば、選択するための材料が必要となる。
その材料が「○○でございます」では、検討の余地などは無いというハナシになってしまう。

以前の選挙は、「××さんから、頼まれたから○○さんに投票をする」という、「情型選挙」だったかも知れない。
地域コミュニティーがシッカリしていた頃は、それが通用したと思う。
しかし、地域コミュニティーそのものが都会だけではなく田舎でも崩壊しつつある現在、「情型選挙」では通用しなくなっている。

「顔を売る」コトは大切な事だが、同時に「考えや人となり」を選挙民一人ひとりに売り込まなくてはならない時代になってきている。
とすれば・・・今回の選挙が終わり次第「選挙のあり方」そのものを替える、法律の整備が必要なのではないだろうか?

アァァア~、それにしても「○○をよろしくお願いします」の連呼だけは、早くなくして欲しい・・・。