日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

「口」に季節の移り変わり

2009-08-24 21:28:54 | アラカルト
今年は秋の気配が早いようだ。
昼間の陽射しはまだまだ強く、夏を思わせるような暑さだが、朝夕の心地よさと虫の声は秋を感じさせる。

今日、コンビニでも季節の移り変わりを感じた。
それは「中華まん始めました」という、POP広告に気がついたからだ。
それも1店舗だけではない。
大手コンビニチェーン店が、一斉にPOPの大きさは様々だが「中華まん」の販売を始めた。
といっても、実際は「準備中」と蒸し器に貼ってはあるのだが・・・。

「中華まん」と言えば、毎日新聞のWEBサイトにUSJ:可愛すぎて食べれない?キティ中華まんという内容の記事が掲載されている。
USJの場合、キティちゃんの中華まんだけではなくセサミストリートの人気キャラのシュークリームなども販売するようだが、このようなお菓子が登場するというのも季節の移り変わりを感じさせる(ご存知の方も多いと思うのだが、卵や生クリームを使った製菓は夏場は傷みやすいため、販売を控えるトコロが多い)。

そして、地元に近い岐阜では本格的な秋のお菓子作りが始まったようだ。
その記事が、朝日新聞のWEBサイトの中津川で栗きんとん作りという記事だ。
「栗きんとん」と言っても、お正月のおせち料理の「栗きんとん」とは大きく違う。
和菓子の「茶巾」と呼ばれるお菓子だと思っていただければ、良いと思う。
栗の産地である恵那・中津川の秋のお菓子として、人気が高いお菓子でもある。

この「栗きんとん」が名古屋の百貨店に並ぶようになると、いくら残暑が厳しくても「秋」を求めて、多くの人が購入する。
もちろん、私もそんなひとりだ。

例年、お盆明けくらいから始まる「(クリーム)シチュー」のテレビCMをまだ見ていない。
昨年、一昨年の猛暑・酷暑もあり少し手控えているのかも知れない・・・そんなことを思っていた時に見た、コンビニの「中華まん始めました」というPOP広告は、街中にある「季節の訪れ」を告げるモノなのかも知れない。