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女性管理者や政治家が、育たない理由

2020-09-29 19:58:24 | Weblog

先週、自民党の杉田水脈氏が「女性はいくらでも嘘をつく」と発言したことで、批難の声があった。
この発言が出たのは、自民党内の会議で「性暴力被害者の相談事業」の席だったようだ。
NHK WEB NEWS:「女性はうそをつける」自民 杉田水脈衆院議員 本人は否定

ご本人は、このような発言はしていない、と否定されているようだが、同じ会議に出席した議員が認めていることから、発言そのものはあったと考えるほうが、自然だろう。
このような発言に対して、今日同じ自民党の橋本聖子氏が「努力を踏みにじる発言」として反発をするのは、当然だろう。
朝日新聞:杉田水脈氏の発言「努力踏みにじる」橋本聖子氏批判

橋本聖子氏の発言は、真っ当な発言だと思う。
問題なのは、杉田水脈氏が同様の発言を過去にもしており、そのたびに発言を否定するあるいは、言いたかったことが歪曲されている、などという発言を繰り返している点だ。

実は、杉田水脈氏のような「男性ウケの良い発言」をする女性というのは、ある一定数いると思っている。
働いた経験のある女性であれば、杉田水脈氏のような発言や態度をする女性の一人や二人、出会ったことがあるのでは、無いだろうか?
彼女たちは、自分の発言に責任を持つという感覚がほぼ無く、男性に同調されやすい意見を言うことで「自分が、仲間である」ということしか考えていないのでは?ということなのだと思う。
会議で取り上げられている問題内容などについては、考えていないし、自分が男性から注目され、同列に並ぶ人材である、というアピールしか考えていないのだ。

もちろん、このような「注目され、上に立つ人から評価をされたい」という男性も、少なくない。
ただ男性の場合、「実力のない、ご機嫌とり」と言われてしまい、重用されることもない。
それが女性の場合、このような女性を「カワイイ」と思う男性(多くは中高年男性のようだが)がいて、ほめそやしてしまうようだ。
「男ウケばかりがよい、仕事ができない女」と、陰口をたたかれることよりも、目の前の男性に気に入られることに全力を注いているなタイプかもしれない。

橋本聖子氏のように、トップアスリートとして努力をし実力をつけてきてかられた方からすると、我慢ならない存在杉田水脈氏のようなタイプの女性なのだ。
問題なのは、杉田水脈氏のようなタイプの人を管理職や議員に選んでしまう、という組織なのだ。
組織として強くはならないし、「人を育てる」意思がない組織でもあるということを、世間に知らしめている、ということを理解する必要があると考えている。
何より、今回の杉田水脈氏の発言は「人権」を否定し、「性的差別(最近では、女性から男性への暴力なども問題になっている)」をしている意識も、発言に対する責任を感じない人が、比例区での当選とはいえ、国会議員であることが日本のジェンダーギャップの要因なのかもしれない。



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