榛名さんの総監部グルメ日誌
広島は面白い街だと思う。ただ駅周辺と中心部の繁華街のほかは広島港くらいしか散策した事が無くもう少し歩いてみたい。

練習艦隊出航、年々艦隊規模が縮小しているのですけれども、艦隊出航を真正面から見ることができる貴重な機会でして、これだけは2012年から毎年、2011年は東日本大震災で見送り近海練習航海だけは2006年から毎年撮影していますが、撮影を続けられている。

視界に入っているものの、そして行ってみたいなあと気になっているものの時機といいますか時間といいますか実際に行ったことはない場所というのは色々あるところでしょう、わたしにはそんな場所がいくつもあるのですが、その一つは広島にあります。遠いね。

波止場、京都市内からは遠い響きです。舞鶴には波止場はありますが、京都市内というとね。今回の話題は波止場のある街広島の、しかし波止場というお店です。昼間からにぎやかにやっている様子を路面電車の車窓から毎年見ていた、そこに行ってみたという訳です。

一人焼肉を愉しめるかが大人の分水嶺、なんていう価値基準が一昔はあったのですが2020年代のいまはどうなのでしょうか。暖簾をくぐり女将さんに笑顔で、一人ですが良いですか、とりあえずビールを一つとバッグを肩からおろしながら話しかければ基本大丈夫です。

広島市内、路面電車が縦横に路線を広げていまして、まあ所要時間はかなりかかるし意外に混雑しているところですけれども、路線がどんどんと伸びていて楽しいし便利です、八丁堀、なにか時代劇的な響きだ、その電停からみていると次々来る路面電車に驚かされる。

波止場、じつのところ毎年のように利用するのは広島港駅、広島駅から広島港駅へ向かう路線なのですが、有名な原爆ドームや広島城の前は通らないものの、比治山神社の目の前をゆきまして、広島核攻撃の際には臨時市役所が置かれたのはこのあたり、思いだします。

波止場はその先の宇品、広島港駅の手前で路面電車がこうぐるっと廻るところで佇んでいまして、昔ながらの焼肉屋さん、という気風がちょっと観光気分に香辛料を利かせてくれるのです。入ってみたい、こう思うものの江田島から帰路は呉経由になることも実は多い。

焼肉かあ。聞けば昼間から営業しているということでして、そうするとあの、舞鶴の北吸トンネルのところにあります焼肉屋さんが、前は午前中から午後一杯と深夜まで営業していて焼肉をツツいたことを思い出す、昼間から焼肉の煙を上げる、旅行の醍醐味と思う。

ビール一つ。この言葉は重要だ、ビールを飲むという事は腰を落ち着けてガシガシ焼肉を焙る覚悟があるのですよ、と女将さんに示す経緯のようなもので、要するに冷やかしで入ったのじゃないから良い席を用意してほしいという無言の一言、一言だと無言じゃないね。

トンガリ。なんだろう、キテレツ大百科は関係ないよなあ、と思いつつ、トンガラシがガリガリかかったすごいのを連想しましたが、まあ、普通の焼肉です、と言われましたのでバクダンのようなすごいのではないと思い注文します、あとはトリカワにセセリやら頼む。

コンロで焼くのです。コンロの基部にお水を入れまして、これは落ちる脂を受け止めるためなのでしょう、奥に並んでいる酒瓶の数々が気になるところだが、バクダン焼酎こと朝鮮焼酎に攻め込みたいところですが、この後色々あるのでビールを嗜む程度としましょう。

トリカワとセセリ、鶏肉系で攻めるのは前日寄ろうと思った焼き鳥屋さんが見つけられなかったためでして、これも広島市内でヤクルトスワローズ応援店を掲げて焼き鳥を出しているお店なのですぐ見つかると思った再訪が叶わなかったあてつけのトリカワなのだ。

セセリともども、美味しいですよね。ヤクルトスワローズの話はいったん忘れよう、スワローズのお店で焼き鳥というのも今思い出すと豪気だよなあ。こんなことをふと思い出しつつ、タレでいただくか塩を振ってみるか、レモンもついている、美味しくお口へ運ぶ。

肴は焼肉だけではない、江田島の艦隊出航を撮影したばかりなのですから、カメラバックより取り出しましたEOS-7Dmark2の撮影画像もお酒を進める、だからもう一杯お替りする。バクダン焼酎といいますかチンロ焼酎があれば、この写真だけでコップ三倍いけそう。

江田島も、特に高田港のあたりに高速船が毎日運航されているのだから、もう少しお店といいますか、食べられるところがあってもいいのになあ、と練習艦隊出航を見送った後は空腹でへとへとになります、飲食店はもちろん、コンビニもパン屋もない、醤油屋だけだ。

牡蠣屋さんはあっても養殖場、欲しいのは洋食状のお店なのですが、昔あった牡蠣養殖場の直営お好み焼き屋さんは、すごく美味しく、500円玉ワンコインで山盛りの牡蠣を満喫させてくれるという、これで勝った、と叫びたいところがありましたが、今は本業専念で。

自販機はあるのですよ、なんと牡蠣の自販機がある。しかし生食用のパックをその場で切り開いて牡蠣を丸呑みして空腹を癒す、というようなことは出来ませんし、江田島といえば空腹、というのが昨今の私の印象なのです。すると広島港に船で戻ると漂う良い香り。

焼肉の香りを目の前にしているのですが、コンロを前にどのように並べていただいてゆくのか、というのを考えるのは愉しいものです、囲碁や将棋のように陣地を決めて、焼けた順番にいただいてゆく、お酒の進み具合と、なによりお肉を焦がさないように、しっかり。

トンガリは、トンガリコーンとかは関係なく、とんちゃん、つまりぶたさんの軟骨の部分を含んだお肉のようで、これはカリコリした歯ごたえが楽しいものですね。明るいうちの焼肉ですので、こんな時間から焼肉かよ、という健康志向はサンチュで包んで自分を騙す。

サンチュは、これはサービスなのだろうか、ロースなんかがいわゆる大衆店と比べますとちょっとお高めの、しかし大衆向けのお店なのです、ただ、サンチュなんかは別料金でチャージ料等もあるのかなと思いましても会計の際にかなり安いので拍子抜け、嬉しい誤算だ。

カルビの切り落とし。〆は、お茶漬けやカレーにラーメンまであるという焼肉の波止場屋さんですが、外を見ればまだまだ明るい、すると〆はもう少し先なのだよなあ、と思い返す、すると、お手頃価格のカルビ切り落としを頂いてみることにする。外はまだ明るい。

広島港で、いろいろな歴史を思い浮かべ、そして写真を見返しながら、ちょっと焼肉で一息、という。波止場、このお店は広島駅から広島港駅へ到着する直前に路面電車の左手、公園と反対側に見えます。ここは皆さんちょっと探訪をお勧めできる旅情のひと時でしたね。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)
広島は面白い街だと思う。ただ駅周辺と中心部の繁華街のほかは広島港くらいしか散策した事が無くもう少し歩いてみたい。

練習艦隊出航、年々艦隊規模が縮小しているのですけれども、艦隊出航を真正面から見ることができる貴重な機会でして、これだけは2012年から毎年、2011年は東日本大震災で見送り近海練習航海だけは2006年から毎年撮影していますが、撮影を続けられている。

視界に入っているものの、そして行ってみたいなあと気になっているものの時機といいますか時間といいますか実際に行ったことはない場所というのは色々あるところでしょう、わたしにはそんな場所がいくつもあるのですが、その一つは広島にあります。遠いね。

波止場、京都市内からは遠い響きです。舞鶴には波止場はありますが、京都市内というとね。今回の話題は波止場のある街広島の、しかし波止場というお店です。昼間からにぎやかにやっている様子を路面電車の車窓から毎年見ていた、そこに行ってみたという訳です。

一人焼肉を愉しめるかが大人の分水嶺、なんていう価値基準が一昔はあったのですが2020年代のいまはどうなのでしょうか。暖簾をくぐり女将さんに笑顔で、一人ですが良いですか、とりあえずビールを一つとバッグを肩からおろしながら話しかければ基本大丈夫です。

広島市内、路面電車が縦横に路線を広げていまして、まあ所要時間はかなりかかるし意外に混雑しているところですけれども、路線がどんどんと伸びていて楽しいし便利です、八丁堀、なにか時代劇的な響きだ、その電停からみていると次々来る路面電車に驚かされる。

波止場、じつのところ毎年のように利用するのは広島港駅、広島駅から広島港駅へ向かう路線なのですが、有名な原爆ドームや広島城の前は通らないものの、比治山神社の目の前をゆきまして、広島核攻撃の際には臨時市役所が置かれたのはこのあたり、思いだします。

波止場はその先の宇品、広島港駅の手前で路面電車がこうぐるっと廻るところで佇んでいまして、昔ながらの焼肉屋さん、という気風がちょっと観光気分に香辛料を利かせてくれるのです。入ってみたい、こう思うものの江田島から帰路は呉経由になることも実は多い。

焼肉かあ。聞けば昼間から営業しているということでして、そうするとあの、舞鶴の北吸トンネルのところにあります焼肉屋さんが、前は午前中から午後一杯と深夜まで営業していて焼肉をツツいたことを思い出す、昼間から焼肉の煙を上げる、旅行の醍醐味と思う。

ビール一つ。この言葉は重要だ、ビールを飲むという事は腰を落ち着けてガシガシ焼肉を焙る覚悟があるのですよ、と女将さんに示す経緯のようなもので、要するに冷やかしで入ったのじゃないから良い席を用意してほしいという無言の一言、一言だと無言じゃないね。

トンガリ。なんだろう、キテレツ大百科は関係ないよなあ、と思いつつ、トンガラシがガリガリかかったすごいのを連想しましたが、まあ、普通の焼肉です、と言われましたのでバクダンのようなすごいのではないと思い注文します、あとはトリカワにセセリやら頼む。

コンロで焼くのです。コンロの基部にお水を入れまして、これは落ちる脂を受け止めるためなのでしょう、奥に並んでいる酒瓶の数々が気になるところだが、バクダン焼酎こと朝鮮焼酎に攻め込みたいところですが、この後色々あるのでビールを嗜む程度としましょう。

トリカワとセセリ、鶏肉系で攻めるのは前日寄ろうと思った焼き鳥屋さんが見つけられなかったためでして、これも広島市内でヤクルトスワローズ応援店を掲げて焼き鳥を出しているお店なのですぐ見つかると思った再訪が叶わなかったあてつけのトリカワなのだ。

セセリともども、美味しいですよね。ヤクルトスワローズの話はいったん忘れよう、スワローズのお店で焼き鳥というのも今思い出すと豪気だよなあ。こんなことをふと思い出しつつ、タレでいただくか塩を振ってみるか、レモンもついている、美味しくお口へ運ぶ。

肴は焼肉だけではない、江田島の艦隊出航を撮影したばかりなのですから、カメラバックより取り出しましたEOS-7Dmark2の撮影画像もお酒を進める、だからもう一杯お替りする。バクダン焼酎といいますかチンロ焼酎があれば、この写真だけでコップ三倍いけそう。

江田島も、特に高田港のあたりに高速船が毎日運航されているのだから、もう少しお店といいますか、食べられるところがあってもいいのになあ、と練習艦隊出航を見送った後は空腹でへとへとになります、飲食店はもちろん、コンビニもパン屋もない、醤油屋だけだ。

牡蠣屋さんはあっても養殖場、欲しいのは洋食状のお店なのですが、昔あった牡蠣養殖場の直営お好み焼き屋さんは、すごく美味しく、500円玉ワンコインで山盛りの牡蠣を満喫させてくれるという、これで勝った、と叫びたいところがありましたが、今は本業専念で。

自販機はあるのですよ、なんと牡蠣の自販機がある。しかし生食用のパックをその場で切り開いて牡蠣を丸呑みして空腹を癒す、というようなことは出来ませんし、江田島といえば空腹、というのが昨今の私の印象なのです。すると広島港に船で戻ると漂う良い香り。

焼肉の香りを目の前にしているのですが、コンロを前にどのように並べていただいてゆくのか、というのを考えるのは愉しいものです、囲碁や将棋のように陣地を決めて、焼けた順番にいただいてゆく、お酒の進み具合と、なによりお肉を焦がさないように、しっかり。

トンガリは、トンガリコーンとかは関係なく、とんちゃん、つまりぶたさんの軟骨の部分を含んだお肉のようで、これはカリコリした歯ごたえが楽しいものですね。明るいうちの焼肉ですので、こんな時間から焼肉かよ、という健康志向はサンチュで包んで自分を騙す。

サンチュは、これはサービスなのだろうか、ロースなんかがいわゆる大衆店と比べますとちょっとお高めの、しかし大衆向けのお店なのです、ただ、サンチュなんかは別料金でチャージ料等もあるのかなと思いましても会計の際にかなり安いので拍子抜け、嬉しい誤算だ。

カルビの切り落とし。〆は、お茶漬けやカレーにラーメンまであるという焼肉の波止場屋さんですが、外を見ればまだまだ明るい、すると〆はもう少し先なのだよなあ、と思い返す、すると、お手頃価格のカルビ切り落としを頂いてみることにする。外はまだ明るい。

広島港で、いろいろな歴史を思い浮かべ、そして写真を見返しながら、ちょっと焼肉で一息、という。波止場、このお店は広島駅から広島港駅へ到着する直前に路面電車の左手、公園と反対側に見えます。ここは皆さんちょっと探訪をお勧めできる旅情のひと時でしたね。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
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