向うに銀天街がある。ここが秋月街道である。まさに秋月へのプロムナードに相応しい。
何処にでもあるタイヤキだ。私は黒餡オンリーで、彼はクリームオンリーである。
食べ物に関しては意見が全く合わない。更に言えば彼はタイヤキをなんと頭から食べるのである。私は尻尾からで、それが常識だと思っていた。そのことが論争に発展して店の主人達にも波及したのである。店内には我々二人を含め4人いたのだが、タイヤキの食べ方は私を除いて3人が頭から食べると言う。後頭部を金鎚でぶん殴られたように私の常識が覆されたのである。
因みにこの食堂は採銅所から後藤寺まで歩いたときに休憩の場所として利用したことがあった。それで中に入ったのだが女将さんもそのことを憶えていてくれていた。後で判ったことではあったが女?芸能人になる前の男性も通っていたとのことであった。
とそこにかの髪型をした女性がが入ってきたので一瞬びっくりしてしまった。彼と二人で顔を見合わせてしまった。「そっくりやのー」「ですねー」