27日付けの日経新聞に「サッカー豊穣」の記事が出てますね。「小クラブの挑戦」としてファジの事が出ているそうです。詳しくは貴公子氏のブログをお読み下さい。
狂乱の貴公子のアレコレ該当ページ:http://ameblo.jp/kyoran-no-kikohshi/entry-10038027790.html
当ブログでは前2/3の部分、特にヴァンフォーレ山梨の事例を抜粋して紹介してみましょう。
山梨には「無尽」と呼ばれる室町時代より伝わるとされる独特の習わしがあるそうです。いろいろな用途に使うために、仲間うちで資金を積み立てる慣習だそうです。古くは相互扶助の庶民金融。今は宴会や旅行資金のための積立金。また、ネットワーク網としての役割もあるそうです。記事にも、山梨に数多ある無尽で、クラブ情報が語られていて、情報はあちこちに通じているとか。
ちょっと調べてみると、正式には「無尽会」「無尽講」、「頼母子講」ともいう会合です。歴史の教科書に出てくるとか。庶民金融の一種で、発起人が仲間をつくって、一定の掛け金を出し、入札・抽選で落札者を決める。室町時代に起こって、江戸時代に盛んに行われ、それが各地の相互銀行になり、いまの第二地銀となったそうです。そうか、トマト銀行さんもルーツは「無尽」だったのか・・・(ちょっと違いますか)
現代の山梨にはそのまま残っているそうです。県内の居酒屋とかに行くと、普通に「無尽・宴会承ります」と張り紙が貼ってあるとか。うーむ異業種交流会的なものなのかなぁ。興味がある方はまたお調べ下さい。
そんな無尽会としてなのか、V甲府の後援会メンバーの「風林会」が居酒屋で15人くらいでサッカー談義にふけったそうです。海野社長さんがゲストに招かれたとか。月1回の開催で会費は1万円。残金はアウェー観戦ツアーの費用と、クラブへの協賛金に使われたそうです。海野社長も無尽ネットワークを頼りにしているそうですね。 地元の支援体制や監視網は急速に強まっているとか。同じ大企業の支援なしで急成長したライバルとして新潟の事例も載っていましたね。