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Jリーグの話題20 【J特】

2011-12-23 00:40:46 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 さて、今シーズン(天皇杯を除く)も終わり、来シーズンに思いをはせるようになってきました。来シーズンは大きな変化があります。J1昇格へのプレーオフ制度とJFLとの入れ替え制度です。プレーオフはともかく、入れ替え制度は当ブログで待ちに待った制度です。下部のカテゴリに落ちるかもしれない事がうれしいのか?と聞かれそうですが、そんなミミッちく他力本願な事では、本当に強くなりません。例えば、J2に2度降格した某黄色いチームは今年どうなりましたか?緊張感のある戦いがリーグ全体を活性化するのです。前にちょっと触れた、イングランドの昇格・降格システム廃止構想ですが、出てきましたので抜粋して紹介します。

 昇格・降格争いのスクラップ計画がイングランドで密かに進行。イングランドは、プレミアリーグ(20クラブ)を頂点としたピラミッド式リーグ構成となっており、下位3チームが自動的にリーグ2部(フットボールリーグ・チャンピオンシップ)に降格。2部の上位2クラブが自動的に昇格、3~6位のチームがプレーオフに勝ち残った1クラブがプレミアリーグに昇格。

 この制度を廃止しようと目論んでいるのが、外国人オーナー達。特に熱心になのがアメリカ人とアジア人オーナーだとか。アメリカンスポーツに見られるようなフランチャイズシステムを取り入れて閉鎖的なリーグを形成しようという提案。その背景は、降格するリスクがゼロになればクラブの株式の値が上がり、投資や収入に関するマネジメントがしやすくなるため、スポーツビジネスで利益を得ようというオーナー達の思惑が想像できるそうです。
 しかし、この構想に対して、マンUのファーガソン監督が「昇格・降格システム廃止は自殺行為」と猛反対。プレミアリーグのルール改正には、20クラブ中14クラブの賛成と協会(The FA)の了承を得る必要があるため、この構想はつぶれる見込み。
ライブドア該当ページ:http://news.livedoor.com/article/detail/5948670/

 こうして見ると、Jリーグが導入しようとするプレーオフ制度が、プレミアリーグと同じ方式である事がよくわかります。現在24あるリーグ2部のクラブで下位3クラブは、下位のディビジョンであるリーグ1に自動降格しますが、このリーグ1も同様の方式になっています。
 そしてJリーグが定めた制度は以下のとおり。
      
大会名  : J1昇格プレーオフ
開催時期: 準決勝:11月18日(日)、決勝:11月25日(日) ※J2リーグ戦全日程終了後に開催
参加条件: ・J2リーグ戦年間順位 3~6位の4クラブ。
        ・当該4クラブのうち、J1ライセンスが付与されていないクラブがある場合は、同クラブを除いたクラブがプレーオフを実施。
         年間順位7位以下の繰り上げ出場はない。
        ・当該4クラブのうち、3クラブにJ1ライセンスが付与されていない場合は、本大会を開催しない。
         J1クラブライセンスを保有する1クラブがJ1へ自動昇格。
        ・4クラブ全てにJ1ライセンスが付与されていない場合は、J1の16位クラブの降格が無し。J2の上位2クラブのみ昇格。
Jリーグ公式HP該当ページ:http://www.j-league.or.jp/release/000/00004278.html

 また、J2・JFL入れ替え制度について、報道が流れました。
 初年度はJ2下位2クラブが降格の対象。JFLの上位2クラブがJリーグの準加盟クラブの場合のみ、J2最下位クラブが自動降格、21位のクラブで入れ替え戦を実施。将来的には3チームが入れ替え対象となる模様。
 JFL1位クラブのみが条件を満たした場合、J2の最下位は自動降格、21位は残留。JFL2位だけが条件を満たした場合、J2の21位は自動残留で最下位が入れ替え戦。またJFL上位2クラブとも条件に満たない場合には、J2下位2クラブは残留。現在、来シーズンでの準加盟クラブは、カマタマーレ讃岐、V・ファーレン長崎、S.C.相模原の3クラブ。1年後に間違ってもJFL讃岐との、「瀬戸内海ダービー」になったりしない事を信じています。
サポティスタ該当ページ:http://supportista.jp/2011/12/news10092925.html

 2012年は、黄色いチャンピオンチームの戦いっぷりから始まり、J1の残留争い、今までのJ2の昇格争いに加えて、プレーオフへの参加争い、そしてJ2の残留争いと、極めて緊張感にあふれた素晴らしいリーグ戦になりそうです。J2残留について、1ケタ順位(栃木(10位ですが)や北九州など)は安泰ですが、2ケタ順位は一緒だと思います。降格制度のあったJ1で監督を替えるタイミングを間違えて下位に低迷し、そのまま降格していったチームをいくつも見てきました。最後の頃まで言っていました、「うちは大丈夫だろう」と。まあ、2011年の浦和は大丈夫でした。
 また、これらにクラブライセンス制度がかかわってきます。赤字経営にならないように、選手人件費を抑えるクラブも出てきます。また、今が勝負時と選手獲得に力を入れるが、思うように来てくれないクラブもあるでしょう。選手が来てくれないのは、ハード面だけでなく、それ以外の面も微妙に作用するため、クラブの経営体質そのものが問われると思います。改めて、「栃木型」がうらやましく思います。

 最近思うこと。ニュースで出てくる「監視社会」「情報統制」って、何とかばなしにも時々出てくるキーワードじゃないかと。情報公開・共有について後向きで、ネット情報などを抑制したい傾向があると。まあ、独り言ですが。

コメント
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