事例紹介レポです。
いつものようにJ1川崎の公式HP(本当によく観ます)を観ていたら、またしてもいい事例がありました。普通救命講習です。普通、こういう講習は身内だけやって好評しない事が多いのですが、川崎さんは違います。自分達クラブだけでなく、ファン・サポーターも一緒に参加してもらって実施しています。昨年のJ2松本の松田選手の悲劇から、AED等の救命器具の常備について言われるようになっています。
そういえば今日10月1日は「防災の日」ですね。ここ最近は南海トラフだ、首都直下型だの災害についての報道も相変わらず多いです。何事も備えあれば憂いなし。大事な事ですね。以下、抜粋して紹介。
2009シーズンの猛暑の中、等々力競技場で多くのファン・サポーターのが応援中に気分を悪くしたり、倒れてしまう事態が発生し、それをきっかけにサポーター有志の声から、クラブが中原消防署に協力を呼び掛け、2010シーズンから「普通救命講習」を実施。約30名のファン・サポーターが講習を受講。講習の受講者は川崎市消防局から、普通救命講習修了証を発行されて、「市民救命士」に就任します。初年度の2010年に2回、2011年に3回、そして今年は警備スタッフとボランティアを中心に講習を実施。その結果、100名を越える「市民救命士」が誕生したとか。
参加者の動機の中には、「以前応援していた時に近くの人が倒れてその時何もできなかったので、今回の機会にいざというときに役に立つ技術を身につけたかった」「子ども達を連れて来場することが多く、万が一の時の知識がほしい」「少年サッカーの指導者をしているので子ども達の安全を守りたい」という声があり、どの参加者もそれぞれの環境で、役立ててくれそうです。 今回、9月15日(土)ホーム鹿島戦の試合前に「普通救命講習」を実施。9:30〜12:00の2時間30分で、内容は熱中症対策、心肺蘇生法、AED取扱説明、異物誤飲対処法、止血処置の実施。特にAEDは最近、多くの公共施設等で普及設置が広がっています。
<川崎フロンターレ「普通救命講習」開催内容>
主催: 川崎フロンターレ
日時: 9月15日(土) 9:30〜12:00
会場: 等々力陸上競技場
資格: 川崎フロンターレサポーターで今回の普通救命講習の趣旨に賛同できる人。
募集: 35名(男女・年齢は問わず)
費用: 無料
ちなみに、「市民救命士」という資格は、消防署で行われている応急処置技能認定講習として指導し認定する公的資格の一つの「救命講習」の修了者のこと。兵庫県や川崎市などで「市民救命士」と呼ぶそうです。
そういえば、当ブログでもよく紹介するJ2松本でも、ボランティア組織の研修プログラムの一つとしてしっかり組み込まれていますね。チームバモスさんは平均80名の参加者を誇る優良組織。アルウィンで呼吸困難になったサポーターがいても、すぐにスタッフが対応できるようになっているのですね。うーむ、やっぱりこういうところで名前が出てくるクラブはやはり決まってますね。
ちなみに、当方も松田選手の事故もあり、AEDに関心があり、どこかでやり方を習いたいなぁと思っていました。読者の皆さんも、サッカー観戦に限らず、日常や仕事のシーンでそういう事故に出くわしたら、しっかり対応したいと思いませんか? そうだな、ちょうどOSS委員会の活動もある事だし、県サッカー協会にちょっと提案してみようかな。
J1川崎公式HP該当ページ:http://www.frontale.co.jp/info/2012/0813_1.html
J1川崎「フロンターレ日記」該当ページ:http://www.frontale.co.jp/diary/2012/0830.html
あと、川崎さんのようつべ観ていて発見しましたが、6月30日のホーム神戸戦で、フォーミュラーカーを等々力競技場で試走するというイベントを開催されています。当初は軽く思っていましたが、実際に動画を観て脱帽。すごいです。川崎さんの企画力、イベント力の違いに感服いたしました。単独記事にしようと思いましたが、なかなか記事がなかったのでこちらで。まあ、こちらの動画をご覧下さい。
J1川崎関連:31|30|29|28|27|26|25|24|23|22|21|⑳|⑲|⑱|⑰|⑯|⑮|⑭|⑬|⑫|⑪|⑩|⑨|⑧|⑦|⑥|⑤|④|③|②|①
今日、J1の試合がありました。某黄色いチーム苦戦しています。根本的に選手層が薄くなっているのが原因かなと。面白いのが今日開催された天皇杯1回戦。何と千葉県代表の柏レイソルU-18が勝ち、2回戦でトップチームと下部チームがガチの試合をする事になりました。やっぱサッカーって面白いですね。珍しいでしょ、こういうカードも。