J OKAYAMA ~岡山スポーツの桃源郷へ

岡山トップスポーツファミリー(ファジアーノ等)、スポーツ文化情報リスペクトブログ(共同運営)。

観客の集客方法について26

2016-09-25 00:01:21 | ファジアーノ岡山

 リスペクト(事例紹介)コラムです。
 急遽こんな記事になりました。会合(私的な勉強会?)みたいなものがあって、その宿題で集客方法を持ち合う事になり、当方はJクラブになってしまったので、地元のJ2岡山を思いつきました。まぁ、あくまで個人的な話なので、聞き流して下さい。余り参考にもならないでしょうから。でも、せっかくなんで記事にさせていただきました。(特に何があったという訳ではありません)
                 
 集客策ですが、昨日晩岡山だったり、Jクラブだったりと狭く広く考えました。2つのカテゴリで、一つは「短期的」。例えば明日の長崎戦などは急過ぎて無理でしょうが、まあ短期的に考えてみました。もう一つは「長期的」。最近の記事の流れで言うと、「J1クラブにふさわしい付加価値」ですか。短期的に考えると、かける費用ゼロは無理。ある程度の投資は必要になってくると思います。結局短期的に数を取ろうと思えば、無料券配布が手っ取り早いのかもしれません。でも、当ブログ的には、数字は水物。一時的に数字を伸ばしても、付加価値が高くなければすぐに下がるという考え方です。付加価値に満足し、観戦に行く文化が出来上がれば、どういう状況であろうが数はいいところで安定できると思います。
 短期的に何かやろうとすると負荷が生じるため、ここに注力すると、こっちに影響が出るといった具合にやりにくさも出てきます。そんな中で思いついた事です。岡山というよりはJクラブ全体をイメージで書きました。

【短期的】
Jマジ!20
 多くのJ1(メジャークラブも多い)、J2クラブで実施しており、「無料イベントなので、できればやりたくないイベント」には決して該当しないと思います。
②来場者全員プレゼント
 以前の神戸さんの試合で見かけました。鳥栖さんでも記念ユニレプを来場者全員プレゼントとかやってます。ミニタオルとかでも充分かも。
③駐車場、シャトルバス無料開放
 街中と郊外では比較になりませんが、車で行きたいというファン・サポーターのストレスを取り除けますね。チケット提示で。実現性は別ですが。
④マスコミ大キャンペーン
 例えば、岩政選手や矢島選手がプロフィールを紹介され、本人がTV等に出て、「試合を観に来て下さい」と語りかけるとか。馴染みが増すと思います。

 J1川崎はこちらの記事にあるように、サポーターと定期会合を行い、行政、関係者の声を大切にしています。J2松本は「山雅ドリームサミット」等をホームタウン各地で実施し、ファン・サポーターと対話されています。アンケート等でリサーチし、エンドユーザーのニーズを分析するのは販促活動の基本のはず。

【長期的】

①情報を広く集め、広く発信する
 集めるのは、サポカンやホームタウンミーティングなど。他にはアイディアコンテストや目安箱(磐田さんなど)などですか。
 発信するのは何と言っても公式SNSの開設。これができなければ「J1にふさわしい」以前の話になると、個人的に思っています。
②地域に根を張る草の根運動
 後援会の設置(クラブというよりは支援者の行動)、サポショ制度の導入、ホームタウンの追加(山雅さん、最近では山口さん)による活動拡大。
 岡山市以外で、倉敷市と津山市の活動強化、またそれ以外の市とも連携を深めていってはどうかと。

③ストーリー性を出す
 なぜ、山雅さんがあれほど集客が多いのか。それは「ストーリー性」だと思います。信州ダービーで「文化」が形成され、現在も継続。
 難しいですが、「スタジアムに行かねばならない」というストーリー。その中に社会・地域貢献活動も出てくると思います。

 ①に情報を広く集めるとありますが、アンケートを取ろうと思いました。直電です。さあ、誰に聴こうかと思いましたが、すでに観戦歴のある人に聞いても余り参考にならない。だったら、観戦ゼロの人に聴こうと思い、昨日晩から電話をかけて聞いてみました。

【未観戦者アンケート: どういうシチュエーションになれば、スタジアムに観戦に行くか】
・40代女性: 「選手に馴染みが無い。もっと選手が露出されれば、その選手を観に行ってみようかという気になる」
・40代男性: 「初来場者に割引制度を」「誰かに誘われたら行く」「よく選手を知らないから興味が湧かない」
・40代男性: 「選手が近くにいて欲しい。イベント等で一緒に触れ合えば親しみが増す。選手を交えてBBQ大会とかいいかも」
・20代男性: 「野球ファンだが、カープのように県民運動が起こって行かざるを得ない状況になったら行くだろう」
・30代男性: 「誰でも知っている有名外国人の選手か監督が来るとか、無料駐車場とか車でもっと行きやすくなれば行くと思う」
・20代女性: 「選手を誰も知らないから行く気が起こらなかった。素顔が面白い人とわかったら、その選手目当てにして行きたい」
・20代女性: 「有名人とかゲストに来たら行くかもしれないし、誘われたら行くかもしれない」
・30代女性: 「仲のいい友人に誘われたら行きたい。しかしサッカー好きの友人はいないが。雰囲気が良かったらいいなと思う」
・20代女性: 「誘われたら行きたい」「情報が全くわからない」「新聞折り込みや応援団支部会があったら」「商店街をもっと活用したら」
・40代男性: 「会員外の一般も自由に楽しく参加できるイベントをやって欲しい。そうすれば家族で楽しめてファンになれそう」


 傾向がにじみ出てた気がします。当ブログでも何度か出てきた「馴染み」というキーワード。何度もCスタに足を運んでいる層は別として、そうでない層にはJ2岡山にはどんな監督でどんな選手がいるのか全くわかっていません。TVなどのメディアにもほとんど露出されません。イメージが何も無いサッカー興業には行く気が起こらないという傾向が読み取れます。まずは、もっともっと選手の露出が必要ではないでしょうか。J1広島時代の槙野選手が、あちこちの地元TVのCMによく出ていたという話を思い出しました。
 次に出たのが選手との距離感。まずは単発では無く、継続事業として一つ一つ遣り上げる事が必要なのではないでしょうか。そして「県民運動」ですか。山雅さんなどはそういう運動に近いものがあったのではないでしょうか。心を動かすストーリーが無ければ、いくらデータを並べて「スタジアムへ足を運んで」と訴えても響かないのではないでしょうか。

 数字は水物と書きました。ふと、若い頃の営業体験を思い出しました。その営業所(卸売業)に2人の営業マンがいる。Aはとにかく目標重視派。顧客に「お付き合い注文」を頼み続けて目標を何とかクリアしてきた。Bは数字は気にせず、その顧客の立場になって考え、「お付き合い注文」無しで、その顧客が売れる商品を考えながら提供してきた。何年か経った結果は・・・ Aは長期的には結果を達成できずダメ烙印。Bは目立ちはしないが数字は安定。社内で表彰される。Aに顧客が言ったセリフは「そんな、付き合いばかりできるか! 売れ残った商品を返品したいわ」と。中身(付加価値)があれば、放っておいても数字はついてくるという事でしょうか。上の件とは直接関係は無いですが、今回ふと思い出しました。
 さて、明日はホーム長崎戦。これからの秋時期は稲刈り、運動会、町内清掃と忙しい時期になりますが、応援団・浅口で8名で観戦ツアーで参戦します。フロントブログにはこういう記事が出ていましたが、1万人超えできるのか。

コメント
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