留守録生観戦レポです。
ついにBリーグ開幕です。記念すべき開幕戦は、A東京対琉球です。会場は代々木第一体育館。「革新的」「サプライズ」「エキサイティング」をテーマに、驚くべき仕掛けも用意。演出の目玉は全面LEDコート。Bリーグのプロモーションを見ると10代、20代のファンを掴もうという姿勢が強いようです。今季の公式アンセム、テーマソング、開幕戦の演出を担うのはEXILEファミリー。開幕戦のテーマソングを歌うShuuKaRenはE-girlsの人気メンバー。男性以上に女性へアピールする人選。約1万席のチケットは完売。天井には、国内最大級で1画面が230インチの4方向LEDビジョンがあります。50cm四方のLED板1,680枚を敷き詰め、状況に応じてコンピューターグラフィックスで演出する特製コート。NBAのオールスター戦と同じだそうです。
TV中継は歌から始まりました。コンサート会場ですね。'93年のJリーグ開幕戦も覚えていますが、あの時はあるグループがテーマ曲を演奏し、巨大なJリーグキングが立ち上がるという演出でしたが、今回のBリーグは21世紀らしい演出です。なぜか中村雅俊さんが出ています。元プレーヤーなのかな。今回の対戦は、「エリート対雑草」と報道されています。名門エリート軍団のアルバルク東京(前トヨタ自動車)はNBL最高勝率だそうです。1948年創部で68年の歴史があるチーム。読売巨人みたいな存在だとか。対する琉球ゴールデンキングスは創部10年目で、bjリーグ最多優勝(4回)チーム。沖縄の最強雑草集団。練習場は市民体育館。
選手入場の後に国家斉唱です。消防庁音楽隊の生伴奏で、歌手では無く、少年合唱団です。サッカーとはちょっと違う景色。このシーンは和の空気満点です。続いて大河チェアマンの「バスケットで日本を元気にしたい」という開会宣言。Bリーグのテーマソングは、何かに似ていると思ったら、昔の「すぽると」のテーマ(布袋智康氏?)と似ている印象。田伏選手(栃木)がゲスト解説者で出ていますが、開幕戦に出たかったのでしょう。
試合開始、第1クオーター。ルールが全くわかりません。W杯ラグビーの中継を始めて観た時と同じ感覚。わくわくします。フリースローをやっていますが、シュートミスが余りありません。4クオーター制です。正直3×3の時よりも上手い印象(ごめんなさい)。アルバルク強いです。どんどんリードを広げています。琉球がなかなか得点が入りません。やはりbjよりもNBLの方が上なのか。ブースターはそれぞれ白と赤の服装です。たぶん、来場者にTシャツが配られたのかな。応援スタイルは、お馴染みのチアホーンは持っていません。Vリーグのようなシンセサイザーもありません。もちろんチャントも無く、歓声と拍手だけですね。ちょっと野球の応援にも似ている。ここで第1クオーター終了。26-19で東京リードです。
第2クオーター。基本ルールが表示されました。試合時間は1Qが10分間の4Q制。得点の種類は、3ポイントラインの外側が3点。内側が2点、フリースローが1点です。琉球が追いついてきました。1点差です。歓声を聞いていると、「ゴーゴーキングス」という声は聞こえるが、東京の応援が聞こえない。応援ではbj勢の勝ちですね。そして27-26と逆転です。
またルール表示です。「オンザコート」・・・外人選手が各Qで同時にプレーできるのは2名以内。1Qから4Qまでの合計数は6名以内。外人選手の振り分けが重要のようです。面白いですね。てっきりNBLが強いのかと思っていたら、bj勢が2Qでリード。東京が1Qでチーム合計で5つのファウルになったので、すべてのファウルがフリースローに直結します。ここで琉球の得点が決まらなくなってきました。また点差が広がっています。ここで第2クオーター終了。43-36で東京リードです。
BリーグのTVコマーシャルが流れました。映像カッコ良かったです。ハーフタイムショーです。Bリーグの公式アンセムの生演奏です。派手派手でした。昔、桃アリでbjの試合を観た事がありますが、やはりスケールが違いました。スポナビライブのCM。いつもはJリーグの他会場の結果を見る時にお世話になっている存在。広瀬姉妹が出てきています。この2人のバスケとの絡みが気になります。
第3クオーター。チームのファウル数は前半で消えてしまうんですね。点差が広がってきました。東京のDFがきびしいです。琉球は得点が決まらないが、東京は3Pが決まります。この辺の差でしょうか。確かBリーグではビデオ判定が導入されるようです。サッカー界も素直になればいのに。第3クオーター終了。64-51で東京のリードが広がりました。
第4クオーター。ずっと観ていると、やはり東京の方が技術が上のような気がします。サッカーでいうと「足元の技術」ですか。琉球は2回続けてフリースローを外しました。痛い。そういえば、この試合では余りダンクシュートが見られません。それくらいDFが堅いのか。「人もボールもすべて動くバスケが沖縄」というナレーション。このフレーズ、どこかで聞いた事あるなぁ。沖縄からブースターが2千人来ているようです。それもスゴい。J3の東京のアウェー戦ではそこまでやって来ないのでは。ずっと「岸本の得点が出ない」と言っています。そういう選手なのか。
その岸本選手が決めて、4点差まで追い上げて、会場はスゴい盛り上がりになりました。何かチラッとゆるキャラの後ろ姿が見えました。あれはどっちのマスコットなのだろか。東京の10番の波多野選手の刺青がスゴいです。日本人選手なのに。この日の観客数は9,000人を超えたとか。Cスタの平均数くらいですね。ついに3点差まで追い上げました。トラベリングのファウルが結構ありますね。スゴいです。中継が伸びて、「とんねるずのみなさんのおかげでした」の放送が後ろに伸びてしまいました。いいぞBリーグ。ここで試合終了80-75で東京が勝ちました。追い上げすごかったですね。
面白かったです、Bリーグ。今後に期待できる試合内容でした。でも、こういう地上波は当面この試合のみ。こういうショーアップもこの試合のみ。でも良かったです。今日、ウルトラスのT森店長に聞くと、4Fのスポーツカフェ12で、PVが開催された様子。「また新しい客層が増えますね」という話になりました。Bリーグに興味がある読者の方がおられたら、ウルトラスさんに聞いてみてください。
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