リスペクト(事例紹介)コラムです。
先日夜、TVを観ていたら心を動かされるシーンを目にしました。元J1浦和で日本代表の原口選手が、先日帰国した時に病気の少年を見舞い、涙を流しながら少年を会話しているシーンです。当ブログもこのシーンには大変感動しました。プロサッカー選手ができる事、選手も公人であり、いわば公共財のようなもの。その立場を活用して1人の人間の命が救えるのかというテーマです。以下、抜粋して紹介。
【フジテレビ・HIRO’S】
W杯予選イラク戦帰国翌日にある一つの出会い。帰国した翌日、原口選手は11歳の菊地秋也くんが入院する病院を訪問。J1浦和時代からのファンだという秋也君は、5年前に拘束型心筋症という原因不明の心臓の難病が見つかり、現在命を救う方法は心臓移植のみ。心臓移植手術には莫大な費用が必要であるため原口はツイッターなどで支援を呼びかけ。秋也君は原口の最後まで諦めないプレーが好きだとか。原口選手は秋也くんに「頑張っている。頑張れとかじゃなくて約束。一緒にボールを蹴れるように治ってくれたらいいな」と涙ながらに語る。
【マスコミ報道】
日本代表・原口元気選手が14日深夜に帰国し、翌日に日大板橋病院を訪れ、心臓病と闘っている原口ファンの菊地秋也くんを見舞った。原口選手の大ファンだという秋也くんが難病の「拘束型心筋症」と闘い、米国で心臓移植手術を受けるための費用(1億2,700万円)の募金活動が「秋也くんを救う会」を中心に行われていることを知り、1週間前に見舞う事を決断。
面会では、サインを書いたスパイクとボールをプレゼントし、エール交換。W杯予選オーストラリア戦でのゴールをリクエストされると涙を流して約束。原口選手は「早く良くなってサッカー一緒にしよう」と書いた色紙を進呈。「頑張れ、諦めるなと言葉をかけても、彼は十分している。それより(サッカーを一緒にする)約束をすることによって、治りたいという気持ちが強くなると思った。病気に勝ってほしい」。心を込めた約束を胸に、秋也くんとグータッチして病院を退出。
面会後、酸素吸入器を鼻につけ、腕に点滴を受けている秋也くんが車椅子でエレベーターホールまで見送りに。腰を落として目線を合わせると、秋也くんから「オーストラリア戦頑張ってください。10点決めてください」と言われ、「10点は無理だけど、1点決めるね」と答えて、あふれる思いが涙となってこぼれたとか。秋也くんは、オーストラリア戦では消灯時間の午後9時までオーストラリア戦の中継を見るとか。
【拘束型心筋症】
心室の壁が硬くなり十分に膨らむことが出来ない原因不明の難病で、突然死のリスクあり。秋也くんは小学校1年生の時、心電図検査で発見。米国での心臓移植手術には渡航費、滞在治療費など1億2,700万円が必要で「秋也くんを救う会」を中心に募金活動を実施。
「秋也くんを救う会」公式HP:http://saveshuyakun.com/
〃 公式FBページ:https://www.facebook.com/saveshuyakun/
スポーツ報知該当記事:http://www.hochi.co.jp/soccer/world/20170615-OHT1T50253.html
原口選手は自身のFBページとツイッターにも投稿されました。現在の募金金額は91,196,597円で、目標の71.8%だそうです。正直驚きました。いくら募金を募っても、一個人の手術代で1億円も集まるのはちょっとしんどいかなと思っていましたが、9,100万円すでに集まっている事を知ってビックリです。サッカーファミリーの力はすごいなぁ、代表選手の知名度パワーは想像を超えているなと感心しました。
先日、HERO'Sを観て、すぐに記事にしようと思いました。自分に何ができるか、頑張って募金をしてもしれているし、自分ができる事で一番効果を発揮する事は何かと考えたら、ブログ記事にする事だと気づきました。本来ならば、時間とともに情報の海に埋もれていく情報を、もう一度ピックアップして取り上げて露出する事。ネット検索したら、一番上ではないが一応出てくる。閲覧者に読んでもらって、1人でも多くの人に知ってもらう事。これだと思いました。あと、当ブログには「スポナビ版」があります。これは、YAHOOのJリーグページの一番下に表示される「スポーツナビブログ」のトピックス(5行しかないですが)に一応表示されます。当ブログのスポナビ版は、1日だけの瞬間的ですが、一定のヒット数が出ます。なので、1人でも多くの人にPRできます。
今回の件で、すっかり原口選手の馴染みが増してファンになりました。人はカネでもモノでも動かない。心で動く。まさにその現象です。商業主義とは真逆にしっかり心の中に刻み込まれました。こういう事で露出しなければ、単なる元浦和で最近よく得点する選手で終わっていたと思いますが、次にぜひとも、秋也くんとの約束を守って得点し、そのままドラマチックにW杯出場を決めて欲しいと思いました。
救う会のHPをよく観ると、チャリティーTシャツを販売していますね。これにしようかなと。詳しく覗いてみると、普段着れるカジュアルなデザインのものもあるし、これはいいと。早速注文しました。タンスの中のチャリティーTシャツコレクションがまた1つ増えますが、公共の福祉の財産だと思っています。読者の皆さんもいかがでしょうか?
チャリティーTシャツ特設ページ:https://steers.jp/u/torukun