CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

NHK木曜時代劇 鼠、江戸を疾る

2014-04-09 20:30:42 | ドラマ映画テレビ感想
NHK木曜時代劇シリーズでした
あんまり期待しないで見ていたのですが、
元京都府知事(注:槇村)が、怪演していたので
あれあれと見とれていたら、
なかなか楽しい時代劇だと満足したのであります

最近流行のといえるほど、時代劇は作られていませんが、
いわゆる現代版といったところで、
江戸っぽさというか、時代劇っぽさは薄まった、
コメディを含めながらの、見やすいそれでありました
言葉遣いや、お約束なんかが、
かなりゆるやかに作られているので、
物凄くどっぷりと時代モノを見たいという期待には
そぐわないものでありましたが、
雰囲気と、そこで描きたかった江戸人情めいたものは
なかなか面白く見られたんじゃないかしらなどと
偉そうにのたまうのでありました

まぁ、時代劇で何を見るといわれたら、
いつものとおり、殺陣が楽しみで仕方なかったわけで、
そこについては、いろいろと考えられた、
刀のそれよりも、アクションと表現したほうがよいような
面白い殺陣がいくつも披露されておりまして満足、
特に、女の小太刀については、
刀を当てにいくだけのそれではありましたが、
妻はくノ一のときと同じように、カメラワークも含めて
見ていて面白かったのでステキであります

鼠小僧が殺しをやらないというのは、
まぁ、そういう物語だからよかろうと思いつつ、
それを生かすように、殺陣では、もっぱら徒手空拳、
刀を交わして、蹴りで倒すというあたりの見せ方は
忍者のそれっぽくて面白いなと感心しきり
もっと凄い剣豪みたいなのも見たかったかなと
思うところもありながら、まずまずでありました

話しについては、どの話しもお約束どおりといったところながら、
一点、敵討ちというか、手篭めにされそうになって
小娘が下手人を殺める回については、
人を手にかけておきながら、裁かれることもなく
かわいそうだからと逃げられるなんていうのは、
やってはいけない脚本じゃないかと
なんかわからないが、いたく憤慨したのであります
殺したら、相応の報いがあってしかるべし
こういう不文律というか、なんかあって欲しいなぁなどと
思ったりなんだったりであります
せめて、心に重石を持つとかね

と、まぁ、あれこれぶつぶつ言いながらも
面白く見られて、岡っ引きの生き様と、
町人とのやりとりが、いかにもという約束を踏んでいて
大満足であったと、そんな感想なのでありました