帳簿の世界史 著:ジェイコブ・ソール
歴史が好きなのでありますけども、
それが、どんな分野の歴史でも好きだと
つくづく思っていたところ
こんな面白い本があったのかと
喜び勇んで手に取ったのがこれであります
楽しい楽しい経理と簿記、その成り立ちと歴史を
みっしりと書いた本でありました
あまりにも期待しすぎたせいか、
なんだろうか、新しい発見や楽しさというよりは、
やっぱりそうだったのかという
再発見めいた、自分で勝手に思い描いていた
その通りの歴史だったりして、
面白かったけども、驚きが少なかった
複式簿記は、商人のなかで必要に迫られて発達し、
そしてそれがあるなしによって、
中世の国家経営までもが左右した、
というか簿記を嘗めた国から滅んだと
まぁ、そういうお話でありました
とはいえ、複式簿記を愛した偉人たちが
次々と出てくるというのは
非常に面白い、また、楽しいところでありまして
太陽王も当初は好きだったようだけども、
次第にうっとうしくなっていたというのは
非常にリアルだなと思わされたり、
あのウエッジウッドが、簿記により相当の財を成して
また、その財によって孫がダーウィンだったとか
さらに、ダーウィンの進化論の根底に
簿記の考え方があるとかないとか
多少、どうかしらと思わなくもないものの
おおむね、その流れには納得というか
凄いな簿記と、尊敬をはらんで読んでしまうのでありました
簿記、会計最強というそれこれを
ずっと歌いつつも、ついにそれを成しえたというか
ずっとその最強で正しい簿記を守ることができていない
これは理想郷というそれなんだろうかと
思わされたり、そのルールは長くなると
制度疲労というか、どうしても疲弊し、磨耗し
ついには守られなくなるというのが
ほとほと残念でありながら、そういうものなのかもと
思ったりなんだったりであります
最終盤には、かのサブプライムローンのところが
かなりわかりやすく出てきて、というか、
簿記を嘗めた報いによってできた法律が、
あれあれと取り壊されたことによって招いたという
これもまた、聞いていた論調について
よりはっきりと理解できたようでありまして
大変楽しいそれだったのであります
まったく簿記について説明しないのに、
簿記凄い、そして会計は正しいと
思ったり思わされたりして、
非常に楽しい読書であったと
メモっておくのでありました、いい本だった
歴史が好きなのでありますけども、
それが、どんな分野の歴史でも好きだと
つくづく思っていたところ
こんな面白い本があったのかと
喜び勇んで手に取ったのがこれであります
楽しい楽しい経理と簿記、その成り立ちと歴史を
みっしりと書いた本でありました
あまりにも期待しすぎたせいか、
なんだろうか、新しい発見や楽しさというよりは、
やっぱりそうだったのかという
再発見めいた、自分で勝手に思い描いていた
その通りの歴史だったりして、
面白かったけども、驚きが少なかった
複式簿記は、商人のなかで必要に迫られて発達し、
そしてそれがあるなしによって、
中世の国家経営までもが左右した、
というか簿記を嘗めた国から滅んだと
まぁ、そういうお話でありました
とはいえ、複式簿記を愛した偉人たちが
次々と出てくるというのは
非常に面白い、また、楽しいところでありまして
太陽王も当初は好きだったようだけども、
次第にうっとうしくなっていたというのは
非常にリアルだなと思わされたり、
あのウエッジウッドが、簿記により相当の財を成して
また、その財によって孫がダーウィンだったとか
さらに、ダーウィンの進化論の根底に
簿記の考え方があるとかないとか
多少、どうかしらと思わなくもないものの
おおむね、その流れには納得というか
凄いな簿記と、尊敬をはらんで読んでしまうのでありました
簿記、会計最強というそれこれを
ずっと歌いつつも、ついにそれを成しえたというか
ずっとその最強で正しい簿記を守ることができていない
これは理想郷というそれなんだろうかと
思わされたり、そのルールは長くなると
制度疲労というか、どうしても疲弊し、磨耗し
ついには守られなくなるというのが
ほとほと残念でありながら、そういうものなのかもと
思ったりなんだったりであります
最終盤には、かのサブプライムローンのところが
かなりわかりやすく出てきて、というか、
簿記を嘗めた報いによってできた法律が、
あれあれと取り壊されたことによって招いたという
これもまた、聞いていた論調について
よりはっきりと理解できたようでありまして
大変楽しいそれだったのであります
まったく簿記について説明しないのに、
簿記凄い、そして会計は正しいと
思ったり思わされたりして、
非常に楽しい読書であったと
メモっておくのでありました、いい本だった