CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

【読書】大局観 自分と闘って負けない心

2015-07-28 21:16:37 | 読書感想文とか読み物レビウー
大局観 自分と闘って負けない心  著:羽生善治

最近将棋づいているので
米長先生に続いて、羽生さんの本を読んだのであります
どんな真面目な本かと思ったら、
物凄く読みやすくてステキすぎた
羽生さん凄いよね、本当にもう凄いよね
そんなミーハー丸出しの感想であります

タイトルについても語ってはいるものの
何か、一冊を通じて大きな論点というではなく、
読んでいるだけなんだけども、
羽生さんと会話しているかのようなといったらいいか、
羽生さんが思うところというのを
とてもわかりやすい言葉で説明していて、
それが、理屈なのに飽きがない、なんか、
面白くて仕方ないと、そう思えてならないのでありました
羽生さんいい人なんだろうな、
なんか講演会とかやってたら、なんの話するでも
聞きにいってみたいと思わされるほどでありました

内容についても、非常に面白いというか、
将棋に対する姿勢や、よく質問されることに対しての
回答であるとかをとても丁寧に説明していて、
なるほどなぁと納得というか、説得させられたのではない、
するりと腑に落ちるようで楽しかったのであります
頭がいい文章というんだろうかしら
羨ましいことこのうえない

興味深かったところでは、
羽生さんが、色々なものを見たり聞いたり読んだりと
将棋以外のこともしていることでして、
考えてみれば当たり前なんだけども、
NHKドラマのハゲタカ見てたり、
本のブラックスワン読んでたりと、
なんか趣味もかぶったとか、
にわかっぽい喜び方をしてしまったんですけども
ともかく、楽しく読めてしまったのであります
例えてくれるものをこっちが知っていると
ぐっと近づいて思えてしまうのだなと
自分のこの舞い上がりっぷりに
思ったりもするのでありました

というわけで、羽生さんの何かが
わかったような気分に十分なれて、
とても興味がそそられるというか、
将棋やってみたくなる気持ちを強くさせられたと
そんな、ごく当たり前ながらも
久しぶりに人並みから外れることのない感想を
しっかりと抱けたのでありました
楽しかった