国のない男 著:カート ヴォネガット
アメリカのユーモア小説作家なんだそうであります
知らないで読んでしまったのでありますが、
世間に対してはすに構えた感じを
ケレンミたっぷりな文章で見せてくれた
面白いエッセーでありました
すでにお亡くなりになっているようですが、
戦争を生きて、人類のばかばかしさに愛想をつかした
そんな偏屈した感じが、
いやみなく、口うるさい爺のイメージでやってくる、そんな読み物
詩のような、
と例えていいのかわかりませんが、
メッセージを切り取った表現なんかが秀逸で、
ちょっと思想が表に出すぎというか、
かなり尖った感じで世間というか、人間に対して喧嘩を売ってるんだが、
腹が立つとか、不快になるというではないところが
不思議な魅力であります
なんせ石油に関して、その嫌悪が凄いというか
ここまで罵倒するかというほど
堕落している人類に対しての憤りが
ほとばしりすぎているのでありました
凄いな
戦争を体験し、人生において様々なことを想い考えて、
面白いとは何か、笑えるってどういうことかと
そういうことを突き詰めた人だったようで、
そこに対する、笑い=平和、なんて感じのことを
つらりひらりと書いているのが
軽妙で面白く読めたのでありました
極論ではあるけども、そうであってもいいなぁと
そんな風に感じる内容なのであります
そのコメディというか、笑いに対するありかたが、
イギリス人っぽいななんて勝手に思っていたんだが、
実際はドイツ人に近いんだそうで、
まぁ、この当てが外れた感想を読んでもらったら
それこそ腹を抱えて笑ってくれそうな具合なんだけども
シニカルと呼ぶのか、はすっぱで、噛み付く感じの笑いが
魅力的に書かれているのでありました
アメリカ人が、アメリカ人を馬鹿にしちゃいかんと、
一番馬鹿にしている人が書いてんだから
もう、そこ笑うところなのか、どうなんだと
思ったわけでありますわい
読み終えて、短いのになんかずっしり読んだなと
感触を重たく感じたのでありますけども
また、別の本を読んでみたいなと思わされた
不思議な魅力に触れた一冊でありました
アメリカのユーモア小説作家なんだそうであります
知らないで読んでしまったのでありますが、
世間に対してはすに構えた感じを
ケレンミたっぷりな文章で見せてくれた
面白いエッセーでありました
すでにお亡くなりになっているようですが、
戦争を生きて、人類のばかばかしさに愛想をつかした
そんな偏屈した感じが、
いやみなく、口うるさい爺のイメージでやってくる、そんな読み物
詩のような、
と例えていいのかわかりませんが、
メッセージを切り取った表現なんかが秀逸で、
ちょっと思想が表に出すぎというか、
かなり尖った感じで世間というか、人間に対して喧嘩を売ってるんだが、
腹が立つとか、不快になるというではないところが
不思議な魅力であります
なんせ石油に関して、その嫌悪が凄いというか
ここまで罵倒するかというほど
堕落している人類に対しての憤りが
ほとばしりすぎているのでありました
凄いな
戦争を体験し、人生において様々なことを想い考えて、
面白いとは何か、笑えるってどういうことかと
そういうことを突き詰めた人だったようで、
そこに対する、笑い=平和、なんて感じのことを
つらりひらりと書いているのが
軽妙で面白く読めたのでありました
極論ではあるけども、そうであってもいいなぁと
そんな風に感じる内容なのであります
そのコメディというか、笑いに対するありかたが、
イギリス人っぽいななんて勝手に思っていたんだが、
実際はドイツ人に近いんだそうで、
まぁ、この当てが外れた感想を読んでもらったら
それこそ腹を抱えて笑ってくれそうな具合なんだけども
シニカルと呼ぶのか、はすっぱで、噛み付く感じの笑いが
魅力的に書かれているのでありました
アメリカ人が、アメリカ人を馬鹿にしちゃいかんと、
一番馬鹿にしている人が書いてんだから
もう、そこ笑うところなのか、どうなんだと
思ったわけでありますわい
読み終えて、短いのになんかずっしり読んだなと
感触を重たく感じたのでありますけども
また、別の本を読んでみたいなと思わされた
不思議な魅力に触れた一冊でありました