CLASS3103 三十三組

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真田丸  黄昏

2016-07-31 21:51:24 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ「真田丸」
視聴完了しております
非常によい回だった、これは屈指のできばえじゃないか
そんな風に、感動を伴っている現在であります
黄昏って、ああいうことなんだなと
なんか、凄くぐっときたのである
年齢を重ねておいてよかった

序盤は、なかなかいいペースでコメディをはさみつつ
バテレン追放とかのイベントを盛り込んでいき、
それでありながら、秀吉の耄碌をこつこつと描いて
なんだろう、見ていてつまされるような所作の数々が
見事すぎて、涙を禁じえないほどでありました

特に、ここは笑うところでもあるんだが
哀しくて泣いてしまうという具合の
清正とのやりとり部分が、本当に秀逸で、
三成からの清正へのフリで、ああと思いつつも、
実際出てきた秀吉の弱りっぷりが、
もう、画面を通してこっちまで伝わってきてあっけにとられたというか
まさに、清正の気持ちになってしまった
さっきまで見てたから知ってたはずなのに、
あの老いたという演技、雰囲気は格別のできばえでありました
凄い、本当に老人だった、
おいたわしや…
また、結局泣いてしまう清正にも、笑いそうになるかと思うけど
あの演技の前ではもう、もらい泣きしてしまうわと
そんな具合でありました

そして、さらっと登場人物の整理とばかりに
矢沢があっさり死んでしまって、
まぁあのくだりが一番笑ったんだけども、
素晴らしい落差っぷりでありました
あんなに元気だったのにという言葉が、
あれほど似合う死に様はなかろう
見事でありました、好きだったなぁ矢沢

あとは、信繁と秀吉とのやりとりリフレインが、
べたなんだけども、いいところでもってきたなぁと、
やる秀吉が、少しだけ若返ってみえるというのも凄いし、
受ける信繁が、あの時よりも大人になっているというのも
本当、役者さんは凄いなと感心、いや、感動しきりだったのでありました

あとは、きりがまたトラブルを持ち込むために
キリシタンに興味を持ち始めたり、いい塩梅で
面白おかしいエピソードも盛り込まれて
次週、とうとう出浦殿がどうなってしまうのか
気がかりでならぬのでありました

お兄ちゃんもすっかり真田の当主だなぁと
あの三人の三様っぷりに、じんとくるのでありました