CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

真田丸  不信

2016-07-10 19:49:52 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ「真田丸」
視聴完了というか、いや、やな話だったな
そう思っているのであります
あんまり見たことないアングルというか
こういう、すれ違い話好きだよなと
新撰組!のときの、届かない御用金の話を思い出させる
後味の悪さでありました
面白いんだが、日曜日の夜に見たくないのう

ここまでしっかりと秀次事件を扱った大河は
初めてみたと、まぁ、暦が浅いという話でもあるんだが
なかなか面白く見終えたのは確かなのであります
人間不信をもとに、どうしても歯車が違っていく秀吉と秀次
これもありそうな話だけど、
今まで見たことなかったので新鮮でありました
不信がきわまって、ろくでもなオチに転がるなんて
人生ありそうな話なんだが
なかなか、凄いなと秀次周りの話は白眉であります

豊臣が滅んでいくターニングポイントといってもいい
重大事件を描いているので
当たり前だとは思うものの、これだけ丁寧にやられると
秀次が位に対して人がなかったと
それだと思い知るわけでありまして、
このあたりが、豊臣の人材不足というべきか
哀しいところだなと思わされるに十分であります
素晴らしいな

ああいう、いい人なんだけど上司にはちょっとという
まさに、そこらにいそうな人が秀次だったという解釈は
個人的には、違うなと思ってしまうんだが
この話では、すとんと落ちるというか
見事に作られてるなと
ここを基点に、相当の話が詰まれてきたと
うなってしまったのでありました
あの人のよさから、まぁ、悲劇的だろうなと思ってたが
ここまで凝った解釈が見られるとは夢にも思わずであります

来週、より一層の悲劇をもって死ぬだろうと思うと
なんとも、楽しみにするのは不謹慎ながら
待ちわびてしまうのであります