これ、食べていいの?: ハンバーガーから森のなかまで 食を選ぶ力
著:マイケル ポーラン
よくある環境破壊に警鐘系の本かと思いましたが、
確かにそうなんだけども、今まで読んだ
タカ派的な印象のそれとは一線を画する
この内容というか、この語り掛けだと、ついつい
そうかもしれないと、改心というか、
信じてしまいたくなる内容でありました
興味深い、面白い本であります
4つのタームに分かれていまして、
・工場生産のような野菜、というかコーンについて
・工場生産のような家禽、鶏について
・工場生産のような家畜、牛豚について
・そうではない生き生きとした肥育の家畜家禽たち
というような具合で、
まぁ、最終段のそれが、どれほどステキだろうかと
そこにいたるまで、
非人道的と歌う、農作物への仕打ちをこんこんと語り、
あるいは、経験してといった具合から、
そうではない、理想的な農業とは何か
それを体現しているところへと取材しといった具合で
読んでいると、スムースにそうかもねと思わされるできでありました
大量生産という手法のために、
どうにもこうにもという、家畜や農作物に対して
人道といったらいいのか、人格をあてはめるという手段は
どうも賛成しかねるので、大賛成とはいかないものの
効率を追求するために、相当の負荷を大地や自然にかけて、
製品を作り出すというプロダクトフローについての警鐘が
なかなか秀逸でありました
ロジックとして、
一見安くなっているように見えるけども、
環境破壊という形で、それを保障する税金が費やされていることをかんがみると
別で支払っているコストが発生しているから安くない
そんな話であります、これはなるほどとうなった
屁理屈にも見えないこともないけど
比較的、あれ?そうかも、なんて思わされたのであります
また、コーンに関しては、この大量生産が安価を呼び、
また大量生産するために、補助金が出ている
補助金をあらかじめ税金として払っているから
実は安くない、ハンバーガーや清涼飲料水というのも
なるほどなぁといったところで、
主題ではないからか、マクドナルドなどに対して、
その補助金による利ザヤをかすめとっていると、強く非難したりはしないのが
優しいというか、頭のよい本だと思われたのであります
まぁ、露骨じゃないけどそう言ってるという文章でありました
理想的な農場については、いいなぁと
まさに理想を見せてもらったようでもあるものの、
そこに確かにコストはかかる、というところと
なんともいえぬはざまといえばいいか、
こういうのが支持されてくるアメリカがあるとすれば、
変質、変革のときがきてるのかもと思わされた
賢い、弱者からの反撃本だったと思うのでありました
よかった
著:マイケル ポーラン
よくある環境破壊に警鐘系の本かと思いましたが、
確かにそうなんだけども、今まで読んだ
タカ派的な印象のそれとは一線を画する
この内容というか、この語り掛けだと、ついつい
そうかもしれないと、改心というか、
信じてしまいたくなる内容でありました
興味深い、面白い本であります
4つのタームに分かれていまして、
・工場生産のような野菜、というかコーンについて
・工場生産のような家禽、鶏について
・工場生産のような家畜、牛豚について
・そうではない生き生きとした肥育の家畜家禽たち
というような具合で、
まぁ、最終段のそれが、どれほどステキだろうかと
そこにいたるまで、
非人道的と歌う、農作物への仕打ちをこんこんと語り、
あるいは、経験してといった具合から、
そうではない、理想的な農業とは何か
それを体現しているところへと取材しといった具合で
読んでいると、スムースにそうかもねと思わされるできでありました
大量生産という手法のために、
どうにもこうにもという、家畜や農作物に対して
人道といったらいいのか、人格をあてはめるという手段は
どうも賛成しかねるので、大賛成とはいかないものの
効率を追求するために、相当の負荷を大地や自然にかけて、
製品を作り出すというプロダクトフローについての警鐘が
なかなか秀逸でありました
ロジックとして、
一見安くなっているように見えるけども、
環境破壊という形で、それを保障する税金が費やされていることをかんがみると
別で支払っているコストが発生しているから安くない
そんな話であります、これはなるほどとうなった
屁理屈にも見えないこともないけど
比較的、あれ?そうかも、なんて思わされたのであります
また、コーンに関しては、この大量生産が安価を呼び、
また大量生産するために、補助金が出ている
補助金をあらかじめ税金として払っているから
実は安くない、ハンバーガーや清涼飲料水というのも
なるほどなぁといったところで、
主題ではないからか、マクドナルドなどに対して、
その補助金による利ザヤをかすめとっていると、強く非難したりはしないのが
優しいというか、頭のよい本だと思われたのであります
まぁ、露骨じゃないけどそう言ってるという文章でありました
理想的な農場については、いいなぁと
まさに理想を見せてもらったようでもあるものの、
そこに確かにコストはかかる、というところと
なんともいえぬはざまといえばいいか、
こういうのが支持されてくるアメリカがあるとすれば、
変質、変革のときがきてるのかもと思わされた
賢い、弱者からの反撃本だったと思うのでありました
よかった