CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

鎌倉殿の13人  果たせぬ凱旋

2022-05-15 21:10:22 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」
視聴完了しました
個人的には、一番よかったんじゃないかと思うくらい
すごいいい回だと、胸に響いた
多分、おやじ殿のことが好きなんだなと、
あの柔らかい声と、抜けてるようでしっかりしている
なんともいえぬ父性ともいうべき寛容が好きなんだと
ものすごくはっきり自覚できた回でありました
また、あの親父殿をして、九郎の諦めの顔がよかったわ
人が死ぬ回の悲惨さとは、まったく別の人情味あふれるよい話だったと
感激しているのでありました

結局というか、前から知っていたけど
やっぱり行家という男が疫病神だったんだなと
ナレーションにまでいわれる始末というのがひどかったけども、
誰も彼もが、平気でうそをつくというか、急に逆のことを言いだすというのが
世の中存外こういうもんだよなと
改めて見せられたようで、やな話を日曜の夜に見せやがると
感じたりするわけだけども
行家のそれと、法皇様のそれではまるで違うのが興味深かった
というか、法皇様に何度も問いかけるギャグが、個人的にツボだった
ああいうのいいなぁ、ボケ老人呼ばわりとは違うけども
なんだろう、だんだんとゲシュタルト崩壊してくみたいに
正しいこと言ってるのに不安にさせられるというのが面白かった
ああいういじわるあるよなー

さておき、頼朝とのすれ違いをどちらが悪いというでもなく
周りが悪いという話にしたのが、まぁ、実際そうだったのか、
なんともかわいそうな兄弟だよなと
改めて思わされる展開でげっそりしてしまうのであった
誰かちゃんとしてやれというか、どうして、すべてがああなってしまうのか
どうやっても邪魔されるというのが
辛いところでありました

しれっと、しゃれこうべが復活していたくだりとかが、
ギャグなのかちゃんとしてんのかわからない感じでよかったのだけども
あの坊主もいつか殺されるんだろうかと
早くやられてしまわんだろうかと、ちょっと期待値があがってしまうのでありました
いや、でも、ああいうやつほど長生きするんだろうか
この時代は怖い

親父殿が子供みたいなこと言ってたのと
それでいて、法皇様を前にして啖呵きるときの気風の良さが
かっこいいなぁとほれぼれしたわけでありまして
あの仲良し親子も後半戦ではと思うと悲しいかぎりでありますが
そこの悲しみを増すために、よりいっそう、いい親子感を出していってほしいと
なんか、一種のNTR的なものを思うのであった
NTRじゃねぇだろ