CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

花燃ゆ  泣かない女

2015-07-12 20:43:23 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ「花燃ゆ」
視聴完了であります
いきなり別ドラマになった
そういう感じですが、これはこれ
楽しみ方は心得ているなどと
うそぶいてみたりする、もうどうあっても
視聴を続けてしまう自分であります
とはいえ、なかなか面白かったと思う

相変わらず大きな政変については
箇条書き程度にしか進まないのでありますが
むしろ、それによってテンポよくというか
まぁ、誰もドラマから勉強しようと思わないから
こういうのでもよいのかもしれないと
あきらめたりしながら見るのであります
もうちょっと、高杉の交渉する姿を見たかったけども
ナレーションのいうとおりのことなので
せん無いこととあきらめるのであります

さておき、忘れ去られていたかと思いきや
立派に生きていた桂さんと、芸者のくだりが
まるでプレデターのときの罠だと思うほど
ギミック豊かなそれだったのが面白かった
あんなこと、実際してたんじゃないかと
なんとなし思ってしまいそうなところ
私もだいぶやられております
ただ、妊婦の身なりで逃げるのは無理だろうと
思ったりもするんだがいいか別に

大奥編というわけで、毛利の奥がどんなだったか
わからんものの、なんとなし、江戸を想定した奥物に比べて
セットとかも小さくまとめてあるように見えて
なかなか苦労が伺えたなどと思うのであります
まぁ出てくる女たちの役どころ、キャラ付けは
ある意味安心の定番のそれだろうと思えば
そういうドラマとして楽しめるので
この際なので、どんどん、陰湿ないじめだの、
きった張っただのをやってほしいと望むのでありました

とりあえず、奥というだけで、
松阪さんが絶対出ないといけないならわしなのかと
思ったりなんだったりしながら、
なっちゃんが良かったので、見続けたいと
思ったりするのであります

【読書】戯史三国志 我が糸は誰を操る

2015-07-11 21:36:54 | 読書感想文とか読み物レビウー
戯史三国志 我が糸は誰を操る  作:吉川 永青

久しぶりに読んだ三国志ものであります
三国志演義ベースで、主人公が陳宮という
序盤を曹操の方面から見せるには非常にすばらしい人選
ちょっと珍しいとも思いつつ読んだのでありました
これがまた、非常によくできていた
面白くて、あっという間に読んでしまった

陳宮が序盤に出てきて、曹操と仲たがいして
呂布についた軍師というあらすじしか
思い入れがなかったのでありますけども、
これを読むと、なかなか優れた人材であったように
思えてならないという読まされた感じが
とても気持ちがよかった

陳宮の限界を描いていたようでもあり、
あの時代を生きた野心家の一人でもあったようでありと
なかなかステキな感じでありまして、
これは、北方三国志で、やたら張衛があれこれ出張ってきていた
あの感じに似てなくもないと
思ったりなんだったりしつつも、
非常に面白い、優秀ながらも大成できない
まさに陳宮という感じが
ありあり描かれておりました

演義ベースでありながら、陳宮と曹操の因縁を作った
七星宝刀のあとの話をあえてやらなかったのが
なんでだろうかなと思わなくもなかったものの
話の筋として、曹操を立派に描いて
それを裏切らなくてはならない陳宮の心情を描いてと
ここが肝でありまして、それなりに
違和感なく読めたように思うのであります
もっとも小説としては、
曹操から離れた後は、あんまり面白くない
史実どおり、陳宮は表舞台ではなくなったと
そう思えてならないのと
うまくいかないことだらけになって、
なんとも歯がゆいというか
惜しいなぁと思ったりしてしまうのでありました

終盤では、呂布の裏切りとは違うように思えていた
自分の裏切り行為が、策謀だったそれは
外から見ると違いが無い、呂布にすら疎まれる
これが謀反の報いであるというあたりは
なんとも、やるせないことこの上なかったのですが
ここが一番魅力的でありまして
裏切りと、信頼を損なうというそれは
才能がどうしたとは別の
大切にしなくてはならないそれだと
教えてくれるようでよかったのでありました

話上仕方ないのでありますけども、
この陳宮が見る、劉備というのも
もうちょっと見たかったように思うのでありました
裏切る方法の上手さというのが
そこに差として出たんじゃないかなと
思ったりなんだったりなのでありました

あとは、やたら優秀な扱いだったのが
曹豹でありまして、
そんな優秀な男だったかしらと首をひねりつつも
なかなか楽しく読み終えたのでありましたとさ
それなりに、豪傑たちは出てくるけども
それとは別のところで見せた
策謀戦術が主眼だったのが
ステキな一冊でした

ねほりんはほりん

2015-07-09 20:30:15 | ドラマ映画テレビ感想
久しぶりにNHKの実験的な番組を見た
そういう感想であります
けれども、これはなんというかな
せっかくNHKなのにというのが
ぜんぜん生かせていない、残念だったと
言わざるをえない
そう書いてしまうのであります

内容的には、某局のノブナガのNHK版という感じでありますので
あとは、どんだけ面白い人を呼べるかと
それだけの話だなというところで、
初回のテーマが、プロ彼女と没落社長って、
あまりにも普通すぎる
しかも、トークの半分くらいが下ネタというのが
もうがっかり極まりない
そういうのは、民放でやったらいいんだよ
もっと、なんだろう、そういう方面じゃない
呼べない人というのをNHKなら準備できるだろうよ
そう吼えたくなる感じでありました
いっそ、NHK職員とかでもよかったんじゃないのか

ただ、コメンテータと番組の作り方は
とてもとてもしっかりしてて、
たぶん誰も褒めないであろう、手作りの人形さんのできばえが
やたらめっぽうよかったのが凄いなと
おそらく、本人にそっくりだったんだろうと思われる
造詣の深さに驚いたというか、感心したのであります
なにげに、人形の動きとかもやっぱり
そこはさすがにNHK、しかも教育の領分ですねと
ついつい目元が緩んでしまうのであります

しかし、本当、番組の体はなしていたものの
内容はさっぱり無いに等しいという具合だったので
なんとも悲しいことこの上なかったのでありますが、
次回があるなら、本当に、裏方過ぎて見えない人とか、
そういう方面でどうにかセレクションしてもらえないだろうかと
嘆願でもないが、期待半分くらいで
待ってみようと思うのであります
なんとなし、これはシリーズ化できないんじゃないかな
いや、でも、内容的には
凄ワザっぽい方面だし、ありうるんだろうか
ともあれ、もうちょっと尖ってほしいと
せつせつ思ったのでありましたとさ

【読書】あなたは、誰かの大切な人

2015-07-08 21:03:47 | 読書感想文とか読み物レビウー
あなたは、誰かの大切な人  作:原田マハ

まさにタイトルの通り、それをテーマとした
なんとも綺麗で優しい印象の短編を収録しておりました
さらさら読める、しみじみ沁みる
そういう感じで、なんとも読後感もよろしい一冊であります

全編通じて、40代以降の女性が主人公、
そしてみんながみんな独り身という感じで
人生とか、老いとか、孤独とかについて
とっくり感じる、考えるではなくて、
なんか触れていくような具合に
物語がつむがれておりました
なんというかな、いい文章を読んだ
そう思ってしまうのであります

特にこれがということを思うほど、
主人公たちの気持ちは理解できないのですけども
男独り身として読んでも
なんというか、孤独とは違うが
その現状で、足下に横たわる何かが
見えたり、触れたりするようで
おっかなびっくり、楽しいとは違うが
面白く読める本でありました

異邦の数々が描かれているのもステキでありますが
いつかに読んだ、楽園のカンヴァスよろしく
美術、というか、美についての何かれが
さらさら書かれていて、それがまた
なんとも印象的でステキでありました
こういう文章が書けるというのが
羨ましくもあると、そんな按配であります

と、ほのぼのしつつ
親は大切にしないとなぁと
改めて思わされるようでもあり、
自分の孤独を省みるようでもあると
なかなか、自分を見つめる一冊であったように
思いながらメモっておくのである

【読書】モノの原価がまるごとわかる本

2015-07-06 19:20:11 | 読書感想文とか読み物レビウー
モノの原価がまるごとわかる本  著:ライフ・リサーチ・プロジェクト

読みました
結構な数の商品やサービスについて、
その原価を推測したり、検証したりといったことを
つらつら重ねた本でありました
これが解き明かされたからどうしたというのではなく、
話の種的なというか、まぁ
雑学本の一種という感じの内容でありました

せっかくだから、原価圧縮の仕組みについて、
類型、あるいは体系的にまとめたり
カテゴライズしてくれたらよかったのになと
思ったりもしましたが、なかなか
興味深いというか、内容覚えてられないけども、
なるほどな、まぁそうだろうなと
妥当な感じに読めたのであります

うすうす知ってというか、気づいていたものの
やっぱりなという感じで感心したのが、
化粧品と水でありました
利益構造が、完全にブランドイメージのみで出来ている
これはなかなか、凄いビジネスモデルだよなと
本当、ほとほと感心してしまうのであります
特に水のほうは凄い、なんというか、
ありもしないものを信じさせたもの勝ちという
そんな気がせんでもないのである
まるで、水道水が悪いみたいな
そうともとれるように、世論が傾いたというのは
驚愕というべきでないか、
個人的に、未だに水道水しか飲まない生き方をしている身分は
肩身が狭くなってきて恐ろしい

あとは、コストと利益が逆ザヤになっている構造も
ちらほら見えてきているという話が
まぁ、社会派の問題としても理解できると
そういうところでありました
乳製品が、やがて米みたいになるのかと思うと
なんとも悲しい限りでありますけども
こういったものは、どうしようもないのか
コストメリット以外の何かで
大切なものは、守りたいような、さりとて
不正の温床にはなって欲しくないようなと
あれこれ思わされるのでありました

インフラ系の価格きめは
あれこれ、思わされてしまうものでありますな

花燃ゆ  妻のたたかい

2015-07-05 20:42:47 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ「花燃ゆ」
視聴完了しました
久坂が結構あっさり死んだ
そういうイメージであります
しかし、蛤御門の変て、自決の頃には
どっかの山寺に入ってたような気がしたんだが
どうだったかしら
後で調べてみよう

そんなわけで、どんぱちしつつのチャンバラでありました
もちろんというか、当然のように殺陣シーンを見ていたわけですが
今回、久坂の切り込みもいいなと思っていたけども
前回とものすごいデジャブ、さらに、続いた入江が死ぬシーンでも
あれ?殺陣が全部一緒?
殺陣師が一緒というか、その見せ方しかしてない?
そんな不穏なことを思ってしまいました
あれが、一番綺麗に見える動きというだけで
面白みがないそれだったんだろうか
わからんが、今回も、一瞬いいと思ったりしてしまったんだが
なんというかな、困ったものである
だまされたといっても差支えがない(ひどい)

久坂については、もう、いや、これは
最近の役者さん全部そうなんじゃないか、
足が長すぎて刀を杖にするシーンが、もう、嘘じゃん
完全におかしいじゃんと、それが気になって気になって
だいたい、刀を杖にするという発想がもう
もともと気に入らないのに、そのうえ、それ意味ないじゃんというのが
ああ、もう、なんだよ、何してんだよと
いらいらしてしまったわけですが、
なんとも、残念なことが気になったのであります

で、次回から奥編にかわるわけで
そこのつなぎの展開というのが
まぁ、そういう感じかなぁと思いつつも
ここは、それを見せつつ、苦境の長州を
うまいこと描いてくれるんだろうなと
嘆願したい感じを抱きつつ
また見ていくと思うのでありました

【読書】愛について語るときに我々の語ること

2015-07-03 22:23:31 | 読書感想文とか読み物レビウー
愛について語るときに我々の語ること  作:レイモンド・カーヴァー

村上春樹訳のそれを読みました
久しぶりにこういうタイプの短編集を読んだと
最近はなれていたせいで、
こういうのの楽しみかたというか、
なんか、どう読むのかまったく忘れている感じで
自分でも驚いたのであります
いや、そんな難しく考えるものじゃないけども、
最近、長々、つらつら書かれてるのばっか読んでたから
簡潔すぎて、何も説明がなされてないような
こういうのは久しぶりで、新鮮でありました

そんなわけで、話のほうはどうなんだと
正直、どれがどうだったとか
語れるほど読み明かせていないわけで、
なんとも困ったものでありますけども、
こういうのを楽しむのに肝要である
雰囲気というのを、
なんとか嗅ぎ取れたような、そう思うと
よい文章だった気がせんでもないと
思ったり思わなかったりと
つまるところ、半可通のそれこれを楽しめたのでありました

この短編集については、村上春樹による
説明が肝というか、それが大半でないかと
思わされるほどでありましたが、
なんというか、そうやって読むものなのかと
その寸評に驚くというのが
なかなか斬新な楽しみ方でありまして
なんともかんとも、本を読むというのは
いろいろ、考えることが多いものなのだなと
いまさらながらに感心したのでありましたとさ

本の感想がまったくないじゃないか
なんか、暗い話ばっかりだったよ
でも、なるほど、こういうのでいいのだというのが
ステキだと思わされる文章でありました
詩とは違うけども、なんというか、
小説でもないという心持である

【読書】世界を操る支配者の正体

2015-07-02 21:15:43 | 読書感想文とか読み物レビウー
世界を操る支配者の正体  著:馬渕睦夫

ロシアと仲良くなろうぜ
そんなことが書いてある面白い本でした
この視点というか、立場は新鮮だ
そして、ユダヤ人という恐ろしい黒幕について
それこれと語った本でもありました

ユダヤ人が世界を牛耳っている
アメリカすらその傀儡でしかないと
まぁ、そういう論調で、彼らの得意技は、
様々なところで紛争を起こすことで、
その紛争が、今回というか、現在進行形のクリミア半島の
それこれであったりすると
まぁそういうお話でありました

ウクライナとロシアの事情に詳しいとのことで
あまり知らなかったいわゆる東側諸国という
その内容がわかったような気分になれて
なかなかよい本であります

ロシア、その前身であるソ連という国が
そもそもどうやって出来たのか、
その影や日向やと、ユダヤ人富豪が暗躍していると
このあたりは状況証拠と、推測ばっかりであるものの
なかなか面白い内容でありまして
流浪の民であるユダヤ人が、世界を一つにしようと
そんなことをもくろんでいるんじゃないかと
そういうお話でありました
共産主義がユダヤ人の思想からきたというのは
なかなか興味深いというか、本当か?と
思ったりしながら刺激的なお話でありました

そんなわけで、現在、日本も中国や韓国と
仲悪くなっているのはアメリカのせい、
というか、そのバックにいるユダヤ人のせいであり、
ユダヤ人はロシアと仲良くしようとしている
ナショナリスト的な現首相を敵視していると
そういう感じで語られておりまして
まぁ、どこまでどうなのか、
判断できるはずもないのでありますけども
面白く読んだのでありましたとさ