アルママの気まぐれ日記

主に大掘川周辺のウオーキングで出会った動植物の写真を載せています。

メマツヨイグサ(雌待宵草)の黄色い花が目立ち始める

2010-07-23 | 植物

大堀川の周辺の草地の間に、メマツヨイグサ(雌待宵草)の黄色い花が目立ち始めた。
痩せた土地でも、元気に成長し、ひと夏を越すと茎は簡単には手で折れないくらい小枝のように太くなる。
撮影2010年7月18日午前7時半頃
アカバナ科 マツヨイグサ属
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  人の背丈を超える程に成長した雌待宵草

  雌しべの柱頭は4つにわかれて、花弁・萼は4枚、雄しべは8本。
花粉は虫に運ばれやすいように、糸でつながっている。(咲き始めからの変化は左から右へ)

メモ

メマツヨイグサ
・北アメリカ原産の帰化植物で、他のマツヨイグサ類と同じく、夜になると茎の上に直径1.5~3cmほどの黄花をつける。
・マツヨイグサの中でも、オオマツヨイグサに最も似ているが、この種は茎や毛の基部が赤くない。
・この種は変化が大きく、花びらの間にすきまがあるものをアレチマツヨイグサとして区別することもある。
・近年は、オオマツヨイグサとの交雑種らしきものも見られる。
・メマツヨイグサは葉の幅が狭くて先が鋭いうえ、鋸歯が多い。茎に上向きの毛が生えるが、基部はふくれない。

オオマツヨイグサ ・北アメリカに自生している原種をもとにヨーロッパで作られた園芸植物だと言われる。
・名前はマツヨイグサより草姿も花も大きなことに由来。
・オオマツヨイグサの茎には、全体に硬い毛が生え、毛の基部はふくらみ、濃い赤みを帯びる。

マツヨイグサ ・原産地は南アメリカで江戸時代に渡来。
・最も小ぶりで、線状の葉は幅が他の2種よりせまい。
・翌朝しぼんだ花が、赤橙色になるのが特徴。

参考文献 新星出版社「野山で見かける山野草図鑑」