那須の史跡「殺生石」見学 2010-11-21 | キママ日記 栃木県那須町の那須湯本温泉付近にある溶岩「殺生石」を見に行った。古くから、付近一帯には硫化水素、亜硫酸ガスなどの有毒ガスがたえず噴出しており、「鳥獣がこれに近づけばその命を奪う、殺生の石」と知られていたが、現在は観光名所になっている。元禄2年(1689年)この地を訪れた松尾芭蕉は「奥の細道」に、『殺生石は温泉(いずゆ)の出づる山陰(やまかげ)にあり。石の毒気(どくけ)まだ滅び巣ず、蜂、蝶のたぐい真砂(まさご)の色のみえぬほど重なり死す。』と記している。この様子から当時は相当の火山性ガスが発生していたらしい。この地に残した一句は『石の香や夏草赤く露あつく』撮影2010年11月20日いずれも画像クリックで拡大します ↓ 史跡 殺生石への木道。右側の賽の河原を、左側に千体地蔵、教伝地蔵を見ながら、緩やかな傾斜のある木道をのぼり、休憩舎、展望台を過ぎると正面に「殺生石」。 ↓ 賽の河原 ↓ 左手の千体地蔵・教伝地蔵等と右奥の殺生石 ↓ 史跡「殺生石」 ↓ 注意書きが 千体地蔵、教伝地蔵、殺生石を動画でご覧ください。 ↓ 石の香橋を渡って那須温泉神社へ ↓ 山道の参道から下を見下ろすと、左から「殺生石」、展望台、休憩舎、お地蔵様などが小さく見える ↓ 殺生石の伝説の中に出てくるという、九尾の狐をまつったお稲荷様 ↓ 那須温泉神社は、那須余一宗隆が屋島の戦で扇の的を射る時に祈願した神社 ↓ 石段を降りて殺生石駐車場へ